お城めぐり:名古屋城(2026年7月)

透かし御城印と名古屋城天守 お城めぐり
御城印と名古屋城天守
御城印と名古屋城天守

天守には入れないけど、名古屋城は楽しい。むしろ登れないからこそ、石垣も櫓も庭園もじっくり味わえて、気づけば城内をぐるっと一周。いちばん夢中になったのは、「刻印探し」でした。

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名古屋城ってどんなお城?

名古屋城は、徳川家康の命による「天下普請」で、全国の大名たちが動員されて築かれたお城です。慶長15年(1610年)に普請がはじまり、天守台の石垣を担当したのは、築城名人と名高い加藤清正公。金のしゃちほこで有名な大天守は、戦災で焼失したのち再建されたものですが、現在は耐震性の問題で閉館中。中には入れず、外から眺めるだけになっています(木造での復元計画が進行中なのだそう!楽しみ!)。

「天守閣には入れません」の案内
「天守閣には入れません」の案内

「天守に入れないなら、見るところ少ないんじゃ・・・?」と思ったそこのあなた・・・わたしもそう思う。激しく同意。
でもぜんぜんそんなことなかったです。

二之丸庭園をのんびり

東門から入って、まず向かったのは二之丸庭園。みんな天守閣の方に向かって歩いていくので、まったく人がいない!
ちなみに二之丸庭園は藩主のために造られたお庭で、豪快な石組や築山が続きます。庭園全体が美しくて、ここだけでも見応え十分。

権現山や栄螺山といった緑もこもこの築山もかわいくて、のんびり歩くのにちょうどいい場所でした。でも暑すぎて一気に疲れた。

堀を空にして、石垣修復中

歩いていると、石垣の修復工事中のエリアに出会いました。
福岡城でも補修現場に遭遇したけれど、名古屋城でも工事中の景色に会えるとは。完成された姿だけじゃなく「いまも守られている途中」の姿を見られるのは、なんだか得した気分。2026年の記録としても残しておきたい光景です。

堀の中の石垣修復現場
堀の中の石垣修復現場

清正公づくし

東南隅櫓
東南隅櫓

東南隅櫓を眺めたあと、本丸へ向かう途中でお出迎えしてくれたのが、清正公石曳きの像。巨石の上に立って音頭を取る、あの有名なポーズです。巨石をひく清正公!かっこいい!熊本城でもかっこよく鎮座されていたけど、この石垣づくりのヒーローにも、テンション上がります。

清正公石曳きの像
清正公石曳きの像

表二之門をくぐって本丸へ。ちなみに足元のマンホールも名古屋城デザインで、こういう小ネタを拾うのもちょっとした楽しみ。

名古屋城デザインのマンホール
名古屋城デザインのマンホール

本丸に入ると、天守前の広場はすごい人。天守に入れないぶん、本丸御殿に人が集中しているようで、御殿の入り口前のテントには長蛇の列が・・・。並ぶ元気はなかったので、本丸御殿は今回はパス。また次のお楽しみにとっておきます。

天守前の広場
天守前の広場

そして本丸で会えるのが、城内最大の巨石「清正石」。石垣にどーんと収まった、圧倒的な存在感の石です。清正が運んだと伝わるからこの名前だけど、実際にこの区域の石垣を担当したのは黒田長政なんだとか。それでも「清正石」と呼ばれてしまうあたりに、清正公の石曳き伝説の強さを感じずにはいられません。

城内最大の巨石・清正石
城内最大の巨石・清正石

刻印探しに夢中

今回いちばん楽しかった思い出は、石垣の「刻印探し」。天下普請では、各大名が運んだ石に自分たちの印を刻んだそうで、名古屋城の石垣にはその刻印がいまもたくさん残っているんです。

ぜんぜん見つからない

刻印の案内板
刻印の案内板

案内板で刻印の存在を知って「よし、探すぞ!」と意気込んだものの・・・ひとつも見つからない(笑)。石垣の前でうろうろ、じーっと目を凝らして、これって家紋かな?と思ったらただの模様だったり・・・しょんぼり

そして、ベストオブ刻印へ

コツがつかめてくると、丸や線の刻印がぽつぽつ見つかりはじめて、そこからはもう夢中。

そして不明門から本丸を出てすぐの石垣で、事件は起きました。

刻印だらけ。

ベストオブ刻印の石垣
ベストオブ刻印の石垣

ひとつの石垣にいくつもいくつも刻まれていて、心の中で「ベストオブ刻印!!!!」と叫びました。大量に発見。刻印探しを目的に名古屋城へ行っても、十分楽しめると思います。
刻印見てたらみたらし団子食べたくなった。(丸が縦に並んだこの刻印、どこの藩の印なんだろう?)

御城印と名城カード

天守手前の売店では、御城印(名古屋城・金鯱城など)と名城カードを購入。普通の御城印を、天守を背景にかざしてパチリ。隣のミュージアムショップも覗きたかったけれど、人が多くて断念しました。

御城印を天守にかざして
御城印を天守にかざして

天守そばのくぼみになった撮影スポットからは、石垣ごと天守を見上げられて迫力満点。このくぼみ、写真が撮りやすくてありがたい(笑)

撮影スポットから見上げる天守と石垣
撮影スポットから見上げる天守と石垣

乃木倉庫と、西側の櫓めぐり

不明門を出た先にあるのが乃木倉庫。旧陸軍の弾薬庫だった建物で、空襲の際、本丸御殿の障壁画はここに運び込まれていたおかげで焼失を免れたのだそう。障壁画を守ってくれた恩人(恩倉庫?)に、しみじみ感謝。

乃木倉庫
乃木倉庫

そこから西北隅櫓、西南隅櫓へ。名古屋城には江戸時代から残る櫓が三つあって、どれも重要文化財。戦災をくぐり抜けた建物がいまも静かに立っているのを見ると、胸がじんとします。

最後は西の丸御蔵城宝館へ。冷房がきいていて、すずしい・・・(夏の城歩きには救いの場所です)。ここの売店で「城郭名鑑」と「城図解」のクリアファイルを購入しました。チラシを入れたり、御城印を綺麗に持ち帰るために、クリアファイルはお城めぐりに必須のグッズ。お城初心者のわたしにはぴったりの教材です。

西の丸御蔵城宝館
西の丸御蔵城宝館

締めは味噌煮込みうどん

名古屋の最後はやっぱり味噌煮込みうどん。山本屋総本家で、海老天と名古屋コーチンの入った大名味噌煮込みうどんをいただきました。

大名味噌煮込みうどんのメニュー
大名味噌煮込みうどんのメニュー

ぐつぐつの土鍋、蓋を開ける瞬間のわくわく。濃い味噌のおつゆに、しっかりかための麺!今日は暑かったし、歩き回った体に染みわたりました。

まとめ

天守に入れなくても、名古屋城は見どころだらけ。庭園、石垣修復の現場、現存の櫓たち、そして刻印探し。気づけばたっぷり歩いて、大満足の一周でした。

正門へ続く並木道
正門へ続く並木道

次回もあらためて刻印探し!(しつこいw)
あ、あとは本丸御殿にも

名古屋城 基本情報
所在地愛知県名古屋市中区本丸1-1
料金大人500円、中学生以下無料(2026年10月1日から大人1,000円へ改定予定)
開城時間9:00〜16:30(本丸御殿・西の丸御蔵城宝館への入場は16:00まで)
休城日12月29日〜31日、1月1日
アクセス地下鉄名城線「名古屋城」駅7番出口より徒歩5分
見どころ石垣と刻印探し、現存する三つの隅櫓、名勝二之丸庭園、本丸御殿
御城印・スタンプ御城印は天守前売店・西の丸御蔵城宝館などで販売。日本100名城スタンプあり。
所要時間の目安2〜3時間(じっくり一周するなら半日)
備考天守閣は現在閉館中(外観のみ)。木造復元計画が進行中。
ひとりさんぽメモ城内は広いので歩きやすい靴で。刻印探しを始めると時間が溶けるので、余裕のあるスケジュールがおすすめ。夏は西の丸御蔵城宝館が涼みポイント。
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