
今日もきたよ、歌舞伎座!人生2度目の最前列、しかも今回もかなり上手側で、花道はほぼ見えないけれど、そのぶん忘れられない一日になりました。
夜の部の記事はこちら → 七月大歌舞伎 夜の部(2026年7月)
同じ公演の他の記事 → 七月大歌舞伎 一幕見席「末広がり」(2026年7月)
最前列上手側から見る歌舞伎座
今回のお席は東1扉から入ってすぐ。扉を開けた瞬間の「こんな角度なの!?」という驚きから。舞台をかなり斜めから見る形で、下手側の奥は見えづらいし、花道はほとんど見えません。


でも、上手側で演じられる場面では、役者さんがほんとうに目の前。近すぎて、なぜかこちらが緊張するという謎の現象が発生(笑)なんの緊張やねん😂

五月に最前列デビューしたときも上手側の端。今回も同じく上手側。いつもは花横のドブ席(下手側)なので、残るはど真ん中。今年の目標、まだ諦めていません。
『末広がり』、2回目だから見えたもの

昼の部でいちばん好きだったのが、幕開きの舞踊劇『末広がり』。中村隼人さんの太郎冠者と、市川染五郎さんの大名という若手のお二人です。お二人とも今回が初役なんだそうです。
実はこの演目、前日に幕見席で観ています。見どころのひとつが、蹴鞠を傘の上で回す曲芸。前回は完璧で失敗なしだったのですが、今回は途中で落としてしまって・・・!でもその瞬間のお二人の対応が、めちゃくちゃ素敵だったんです。そりゃ失敗した時のパターンもあるよね〜。
でも、人の失敗を見て喜ぶなよ!って感じなんだけど、完璧な回とうまくいかなかった回と、その両方を観られたことが本当に最高でした。2回観てよかった!幕見席、ありがとう!
『時今也桔梗旗揚』とイヤホンガイド
続いては『時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)』。松本幸四郎さんが武智光秀を初役で勤める舞台です。久しぶりに拝見する幸四郎さん、安定の存在感。筋書に「久しぶりに染五郎さんと共演できて嬉しい」と書いておられて、ほっこりしました。
中村米吉さんの桔梗は、刀を持ち上げたり置いたりする仕草が完璧に可憐で、すべての所作が女性以上に女性。「私はこれが見たかったのだ!」って毎回思うやつです。すてきでした🥺

そして今日ももちろんお供にはイヤホンガイド👂尾上松也さん演じる小田春永がとにかく嫌なやつなのですが、幕間のイヤホンガイドの解説で「小田春永は嫌いになっても、松也さんのことは嫌いにならないでください」と言っていて、思わず笑ってしまいました。どこかで聞いたことのあるセリフ(笑)でも、役ごと嫌いになりそうになるほどならば、それは役者さんがすごいということですよね。松也さん、嫌いになりました(うそです、やっぱり好きです。)
『御浜御殿綱豊卿』、松也さんの落差よ
昼の部の切は『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)』。この演目はダブルキャストで、この日は松也さんの徳川綱豊卿と、隼人さんの富森助右衛門の組み合わせでした。
第二幕であんなに嫌なやつだった松也さんが、第三幕では聡明な綱豊卿。この落差がまたすごい(笑)
ずっと意地を張っていた助右衛門が、ついに口を開こうとしたときの綱豊卿の食い気味のセリフには、ちょっと笑ってしまいました。役者さんが違えば、きっとまた違った空気が生まれるはず。Aプロは片岡仁左衛門さんと幸四郎さんの組み合わせ。両方観比べて、それぞれの綱豊卿に唸ってみたい欲がむくむくしています。仁左衛門さんの綱豊卿のAプロはチケットが幕見席でも取れず・・・
幕間のお楽しみ
第一幕のあとの幕間には、歌舞伎座限定のめでたい焼を購入。朝からたい焼き〜。相変わらず最高で、お餅がうっかり3個くらい入っていないかしらと期待しながらいただきました(もちろん入ってない)。


お昼は七月の折詰「銀鱈弁当」。月替わりのお弁当は、その月の観劇の記録みたいで楽しい。

ロビーでは松竹大谷図書館の展示も。組上燈籠絵『め組のけんか』の組上完成形が飾られていて、これがかわいい。ちなみにここのブックカバーは売店で買えて、文庫サイズがとてもかわいくて、わたしも昔から愛用しています。かわいいブックカバーはテンション上がる。

まとめ
花道は見えなかったけれど、傘回しの「その瞬間」に立ち会えて、目の前の役者さんに謎の緊張をして、盛りだくさんの昼の部でした。
次こそ、ど真ん中の最前列。見やすい席ではないらしいけど、見やすさより浴びたいのよ。(←今年の目標、まだまだ継続中)
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