新春浅草歌舞伎 第一部・第二部(2025年1月)

鏡開きの菰樽「祝 新春浅草歌舞伎」 歌舞伎
鏡開きの菰樽「祝 新春浅草歌舞伎」
鏡開きの菰樽「祝 新春浅草歌舞伎」

同じ演目を、1日に2回。新春浅草歌舞伎の第一部と第二部、どちらも『絵本太功記』が並んでいて、配役違いで2回観るという経験をしました。役者さんが変わるとこんなにも見え方が変わるんだ、と感心しつつ、正直なところめっちゃおなかいっぱい(笑)。そしていちばん笑ったのは棒しばり。やはり今日も最高でした。

新春浅草歌舞伎ってなに?

毎年お正月、浅草公会堂で行われる「新春浅草歌舞伎」は、若手の登竜門として知られる公演です。普段はなかなかつけられない大役に、花形の若手が挑む。1年に一度のこの機会、こうしたお役を拝見できるのはとても貴重だし、とても楽しみにしています⭐️

夕焼け空を背にした出演者7名のパネル
夕焼け空を背にした出演者7名のパネル

この年からは、長く続いた尾上松也さん中心の座組から、中村橋之助さん中心の新しい顔ぶれへ。橋之助さん、中村莟玉さん、中村鷹之資さん、中村玉太郎さん、市川染五郎さん、尾上左近さん、中村鶴松さんの7名が、新しい座組のスタートを切った年でした。

そして演目は、第一部・第二部ともに『絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場』。同じお芝居を、それぞれ配役を変えて上演するという構成。第一部にはさらに舞踊『道行旅路の花聟 落人』、第二部には『春調娘七種』と『棒しばり』です。

新春浅草歌舞伎の公演ポスター
新春浅草歌舞伎の公演ポスター

同じ演目を、1日2回

というわけで、メインの『絵本太功記』を1日で2回観ることに。

第一部では染五郎さんが主役の武智光秀。第二部では同じ光秀を橋之助さんが演じ、染五郎さんは真柴久吉にまわる。同じお芝居なのに、座る人が変わると空気がまるで違って、「役者さんが変わるとこんなに見え方が変わるのか」と、ただただ感心👀

とはいえ、正直に言うと2回目ともなると、めちゃくちゃおなかいっぱい(笑)。面白い発見と「おなかいっぱい」が同時に来る、ぜいたくなのか過剰なのかよくわからない時間になりました。

それでも印象に残ったのは、染五郎さんの背中。普段はつけないような大役を、舞台のど真ん中でどっしり背負う姿は、なんだか背中が大きく見えるんですよね。登竜門の公演ならではの、若い役者さんの挑戦を見守る感じ。これがまた、いいんです。

いちばん笑った『棒しばり』

そして、この日いちばん面白かったのが『棒しばり』。

お酒を盗み飲みしないように、両手を棒に縛られてしまった2人の家来が、それでもなんとか知恵をしぼってお酒にありつき、すっかり酔っぱらって踊る…という、コミカルな舞踊です。鷹之資さんと染五郎さんの酔っぱらいコンビに爆笑した。

しかもこのとき、染五郎さんはまだ未成年。お酒を飲んだことがないから、「酔っ払うってこんな感じかな〜」と想像しながら演じていたとか(笑)。飲んだことがないのに、あの千鳥足とふにゃっとした表情。想像であそこまでできるのか・・・と、笑いながらちょっと感心してしまいました(笑)覚えている演目を聞かれたら、まっさきにこれが出てくるくらい、楽しかった。鷹之資さんの酔っ払い感も最高で、いい新年を迎えられたな〜と🎍

まとめ

筋書きとポストカードがセットになったものを購入。役者さんたちが並んだポストカードを客席で手に持って、記念にパチリ。透かす背景を変えると印象も変わって、お正月らしい、いい記念になりました。

雷門の大提灯
雷門の大提灯

会場へ向かう前には、雷門もちらりと。お正月の浅草の空気を吸ってから歌舞伎へ、という流れも、なんだか縁起が良くて⭕️

来年はどんな演目か、いまから楽しみな公演でした!

松竹創業130周年 新春浅草歌舞伎 公演情報
公演名松竹創業130周年 新春浅草歌舞伎
公演期間2025年1月2日(木)〜26日(日) ※8日(水)・20日(月)休演
劇場浅草公会堂(東京・浅草)
第一部午前11時開演
第二部午後3時開演
演目第一部: お年玉〈年始ご挨拶〉 / 絵本太功記 / 道行旅路の花聟 落人、第二部: お年玉〈年始ご挨拶〉 / 春調娘七種 / 絵本太功記 / 棒しばり
チケットチケットWEB松竹
ひとり観劇メモ若手中心で客席の空気も軽やか。おひとり様率も高めです(撮影スポットはひとりだと写りにくいけど笑)。

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