中村勘九郎 中村七之助 春暁歌舞伎特別公演 昼の部(2026年3月)

春暁歌舞伎特別公演2026のチラシ 歌舞伎
春暁歌舞伎特別公演2026のチラシ
春暁歌舞伎特別公演2026のチラシ
春暁歌舞伎特別公演2026のチラシ

質疑応答のコーナーで、聞きたいことはあれども勇気が出ずに手を挙げられず・・・それでも会場全体がほんわかしていて、眺めているだけで楽しい。やはり今日も最高でした。

春暁歌舞伎特別公演ってなに?

中村勘九郎さん・七之助さんのご兄弟が、毎年春に各地を回ってお届けする特別公演です。歌舞伎座のような大きな舞台とはまたちがって、トークコーナーがあったり、距離が近かったり、歌舞伎にあまり馴染みのない方でも入りやすい、やわらかな空気漂う公演です。お二人のお人柄かしら。

この日の演目は、トークコーナーと、舞踊が二本(『紅翫』と『墨塗女』)。わたしが観たのは昼の部です。

当日のスケジュール表
当日のスケジュール表

トークコーナーがほんわか

お客さんからの質問にご兄弟が答えていくコーナー。小倉からお越しの方が質問されたときに、「なんと、小倉からですか?!我々、行きますよ!小倉(公演)!」とおふたりが声を揃えていて、なんだかそのやりとりにほんわか。

わたしも聞きたいことはあったんです。お父様を亡くされて、それでもお父様にお教え頂きたいという場面はきっとあるはずと・・・そういう時はどうされているのかな、とか。あとは、長三郎さんの今後のご出演予定は?とか(笑)でも結局、勇気もなくて手は挙げられず。次はちょっと勇気を出してみたい。(けどたぶん無理。笑)

墨塗女が面白かった

二本目の舞踊『墨塗女(すみぬりおんな)』が、とにかく面白かった。狂言がもとになっていて、別れ話で女が泣いてみせるんだけど、その涙が実はウソ泣き。それを見破った太郎冠者(たろうかじゃ=主人に仕える従者役)が、硯の水をこっそり墨にすり替えて・・・というお話です。

七之助さんが演じる女が、ウソ泣きをするたびにどんどん顔が黒くなっていくのに、それに全く気づかないまま、泣いた「フリ」をしている姿は滑稽で(笑)そして気づいてからの表情がまた面白くて好き。女形の美しさだけじゃない、お茶目で少し意地悪なお役も好きですね。

いつもとちがう劇場で思ったこと

会場の大田区民ホール・アプリコは、歌舞伎座や南座とはちがって、コンサートホールのような多目的の造り。ここでいろんな演目や音楽の公演が開かれるんだろうな〜と思いを馳せてみたり。

座席から見た客席と舞台
座席から見た客席と舞台

わたしにとって今日という日は観劇なのでいつもの日常とは異なる特別な一日なんだけど、ここで働く人にとっては「今日は歌舞伎か〜」くらいの日常の一コマなのかもしれない。そんな温度差をふと感じたりして。だからなんだって感じなんだけど、多目的ホールに行くとよく思うんですよね。

まとめ

トークのほんわかした空気、墨塗女の可笑しさ。盛りだくさんではないけれど、じんわり満たされる昼の部でした。次に質疑応答があったら、今度こそ手を挙げてみたいなあ。(←うん、無理。笑)

中村勘九郎 中村七之助 春暁歌舞伎特別公演 2026 公演情報
公演名中村勘九郎 中村七之助 春暁歌舞伎特別公演 2026
公演日2026年3月13日(金)
劇場大田区民ホール・アプリコ 大ホール(東京・大田区)
昼の部12:00開演(11:30開場)
演目トークコーナー / 紅翫 / 墨塗女
チケットS席 8,800円 / A席 6,800円 / B席 4,800円

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