
14時から予定あり、それまでは予定なし。それなら江戸城だ!と、午前の空白に滑り込んだ皇居東御苑。天守台の大きさに圧倒され、松之大廊下跡では忠臣蔵を脳内再生。やはり今日も最高でした。
歩いた順路を写真で見る → お城めぐり:江戸城ルートマップ(2026年3月)
江戸城ってどんなお城?
江戸城は、徳川家康が幕府を開いた、日本最大級のお城。全国の大名を動員した天下普請で築かれ、現在は本丸・二の丸・三の丸の一部が「皇居東御苑」として無料公開されています。
天守は1607年に完成して、将軍が代わるたびに2回建て直されたものの、1657年の明暦の大火で焼失。再建のために天守台だけは新しく造り直されたのに、四代将軍を補佐していた保科正之の「天守は無用の長物。それより城下の復興を!」という進言で、再建は中止になりました。以来、天守が建つことは一度もなかったそう。
つまりいまの天守台は、一度も天守が載ったことのない、新品のまま約370年の台座。平和の象徴みたいで、なんだかいいなと思うのです。
大手門が混んでいたので、平川門へ
最寄りの大手門に着くと、なかなかの混雑。それならばとお堀沿いをのんびり歩いて、北側の平川門へ向かいました。
平川橋を渡って門をくぐると、誰もいない(笑)江戸時代には大奥に勤める女性たちが使った通用門だそうで、ちょっと渋い入城になってしまいました(笑)門は枡形虎口になっていて、外側の高麗門と内側の渡櫓門をくぐる二段構え。入口からすでに見ごたえがあります。


石垣を愛でる
歩き出してすぐ、石垣の多さに気づきます。場所によって石の表情がずいぶん違っていて、石垣も時代によって違うのかな?という素人なりの発見。

切込接(石をきっちり加工して、すき間なく積む工法)の面は、ぴしっとしていて綺麗。たまにのみ跡(石を割ったときのノミの痕)が残っているのを見つけると、うれしくなります。こういう細かいところが好き。


新品のまま370年、天守台
そして天守台。とにかく大きい。登ってもみたのですが、わたしは登るより、下から石垣を愛でている方が楽しかったです(笑)

ここに日本最大級の天守が建つはずだった、でも建たなかった。そう思って見上げると、どっしりした台座がちょっと健気にも見えてくるのでした。
松之大廊下跡で、忠臣蔵
歌舞伎好きとして外せないのが、松之大廊下跡。『仮名手本忠臣蔵』のもとになった、あの刃傷事件の現場です。


いまは木立の中に、石碑と説明板があるだけ。なので少し離れた場所に立って、「ここに長い廊下があって…」と脳内で復元してみました(笑)何もないからこそ、想像が捗る。城跡あるあるですね。
スタンプも御城印も、買えなかった話
大手門近くの売店で、100名城スタンプと御城印のことを聞いてみたら、「あれば他の事業者のものなので、うちでは取り扱っていないんです」とのこと。
あとで調べたところ、100名城スタンプは東御苑の外、皇居外苑側の楠公レストハウスなどの休憩所に設置されているそうです。御城印にいたっては常設の売り場がなく、NPO法人のイベントやツアーで販売されるのが中心みたい。ふらっと行ってその日に全部そろう、とはいかないのでご注意を。
まとめ
14時の予定には、間に合ったというか、間に合わせました(笑)

江戸城は広くて、今回歩けたのはほんの一部。見られなかった場所のリベンジもしたいし、外堀をはじめ東京のあちこちに残る江戸城の痕跡めぐりもしてみたい。帰りに買った江戸城の本は、まだ読んでいません。読んだら、また。

