
ルーシー・リーの器を見に、東京都庭園美術館へ。のはずだったのですが、先に白状しておきます。気持ちは途中から、建物のほうに持っていかれました。頑張ったんだけどね、ちょっと無理だったわ(笑)
正門から本館まで、緑の道
正門をくぐると、本館までは背の高い木々に囲まれた道が続きます。展示を見る前から、歩くだけでほんとに気持ちいい。

突き当たりに現れる本館は、1933年に朝香宮家の自邸として建てられた旧朝香宮邸。正面から見た瞬間、「素敵な建築。やっぱり好き。」と心の声が漏れます。

入場まで1時間、庭園さんぽとカフェ
本展は日時指定予約制。当日その場で買える枠は約1時間後だったので、ガーデンマップを片手に庭園を散策しました。庭園側から見上げた本館の窓には雲が映り込んでいて、正面とはまた違う表情です。


そのあとはcafé TEIENで、ナッツがのったタルトと紅茶。庭園を眺められる席で、のんびり時間調整。ルーシー・リー展のコラボケーキは、夕方だったので売り切れ・・・。コラボケーキを目当てにするなら、早い時間に行くのが正解かも。

白い花瓶に、想像でお花を生ける
指定時間になって、いよいよ展示室へ。ルーシー・リーは20世紀を代表する陶芸家で、国内では約10年ぶりの回顧展。注目度がとても高くて人も多いです。
いちばん好きだったのは、壺みたいな白い花瓶。あれにお花を生けたらどうなるんだろう、と想像したらめっちゃ素敵でした。想像の中だけですが🤣青も素敵だったけれど、わたしは白が好きだったなあ。



口縁の薄さは本当に美しくて、見ているだけで口当たりがいいんだろうなとか想像して悶絶。口の広い浅型の器は、どこから見ても完璧なフォルムで見飽きません。ガラスケースに映り込む器の形まで美しいのだから、もう降参です。

凛とした佇まいなのに、なんだかとても親しみやすい。すぐそばにいてくれるような安心感がある器たちです。
所蔵先の表記を眺めるのも楽しくて、大山崎山荘美術館ってやっぱりいいコレクション持ってるよな〜、としみじみしました。久しぶりに大山崎山荘美術館も行きたくなった🍃
新館の展示室は、天井から白い糸状の素材が曲線を描いて下がっていて、これも素敵。入口の細い線でできた矢印サインもかわいかった。


ルーシー・リーより建築(笑)
そして本館です。入ってすぐのお客様用お手洗いから、装飾ガラスがすでに美しい。

大食堂には大理石の暖炉、暖炉上の壁画、幾何学模様の天井、そしてルネ・ラリックの天井照明「パイナップルとざくろ」。食べ物をモチーフにした装飾が随所にあって、見るところが多すぎます。


赤い絨毯の階段は、素敵すぎるのよ。

そして書斎。円形の間取りに木張りの壁、曲線のガラス天板の机、造り付けの本棚。ここに本がぎっしり並んでいたんだろうなと想像したら、たまらなかった! こんな書斎がほしい。どんな本を読んでたの?!タイムスリップしたい!!!!

カーテン越しのバルコニー、アーチ形の開口部、ガラス扉の向こうの緑、玄関のモザイクタイル。いちいちかわいすぎる。玄関前の狛犬は、アール・デコの洋館にいるのがちょっと不思議で、でも君、とってもかっこいいじゃないか🦁


まとめ

見終わって外に出ると、夕方の雲と本館。ずっと見ていられます。ここにベンチがあるのも、わかりみが深すぎる・・・
ルーシー・リーの器はとても素敵でした。それは間違いない。でもやはり建物が強烈に素晴らしすぎました。今度は建物メインの展示のときに、また来ようと思います。
目黒駅までの道には、デザイン違いの展覧会フラッグが並んでいて、余韻まで用意されているみたいでした。器のこと、ちゃんと覚えています、たぶん。



