
寄席、はじめまして。新宿末廣亭に到着。テンションが上がりすぎて、最初に撮った写真は手ぶれでわけわからない状態に(即削除🤪)。夕暮れの新宿三丁目に、提灯と木の出演者看板と幟。トリの三遊亭遊雀師匠の名前が大きく風に揺れていて、入る前から気分はもう満点です。
新宿末廣亭ってどんなところ?
明治30年創業、都内に4軒ある落語定席のひとつ。10日ごとに出演者が入れ替わり、九月上席(1日〜10日)は落語芸術協会の芝居です。寄席初心者のわたしの予習は、YouTube「神田伯山ティービィー」。あの雰囲気、知ってたつもりでした。つもり、でした。


仲入り後から、後方の席で

今回は夕方遅めの到着だったので、仲入り後からの入場。席は後方に落ち着きました。
実は活動写真弁士の坂本頼光さんも楽しみにしていたのですが、この日は休演だったみたい・・・残念。とはいえ本命は遊雀師匠だったので、気持ちを切り替えて。
そして予想外に笑ったのが、代わりに登場した瞳ナナさん。魔女キャラクターのマジシャンなのですが、若そうな見た目に対して、喋りがずいぶん年季が入っている(笑)。そのギャップと、お客さんとの絡みがおかしくて、客席がほどよくほぐれていました。
遊雀師匠の『淀五郎』
トリは三遊亭遊雀師匠、演目は『淀五郎』。忠臣蔵の判官役を任された若手・沢村淀五郎が、由良之助役の市川團蔵にまったく相手にしてもらえず、思い悩む噺です。役者の話で中村仲蔵が出てくるので、「あれ、『中村仲蔵』?」と一瞬思ったのは内緒。
判官が腹を切っているのに、七三でじっと動かない團蔵。近寄ってこない團蔵に、じりじりする淀五郎。あの間の長さがそのまま淀五郎のいらいらになって、後方の席まで伝わってくる。ふだん歌舞伎を観ている人間としては、舞台の景色が頭に浮かんでしまって、二重においしい高座でした。
しかもちょうど、11月歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』の通し狂言『仮名手本忠臣蔵』の配役発表があったところでした。Aプロ、Bプロどちらを見るかをWEBで見ながらずっと悩んでいたので、わたしとしてはとってもタイムリーな話題でした(笑)
まぁ、どちらを見るかって悩んだとか言いながら、行ける日程はもう決まってるのでBプロなんですけど。どちらも見たいんですけどーーー😭
寄席って、こういう空気なんだ
出演者がするすると入れ替わっていくテンポ、仲入りのお声がけ。寄席独特の流れをぼんやり眺めているだけで楽しい。
桟敷席は、歌舞伎座のそれとはぜんぜん違って、雑魚寝ができそうな畳のお席。そこに人がゆるっと座っている感じが、なんだかよかったなぁ。後方の席からでも、演者との距離感と空気感は最高すぎました。
これは、ハマるやつ。
まとめ


終演後、明かりの灯った末廣亭を見上げて、大きな提灯を眺めて帰りました。ちなみにこの提灯、よく見ると「末廣亭」ではなく「末広亭」。こういうのを見つけるのも楽しい。
また行きたい。というより、これからは寄席のスケジュールもチェックして、歌舞伎の日程と合わせて行けるときに行きたい。末廣亭だけでなく、寄席全般に。頼光さんのリベンジも果たしたいし、いつかは神田松鯉先生も拝見したい。

遠征先が増えると、滞在日程も増えるので、定宿も増やさないと・・・

