
朝から怪談話。今日もやって来ました、MOVIX京都。今月の月イチ歌舞伎はNEWシネマ歌舞伎『四谷怪談』です。朝いちばんに観るものかしら? と自分でも思いつつ、映画館で観る歌舞伎もやっぱり楽しい。館内では今月もかぶきにゃんたろうがお出迎え。かわいいね。

NEWシネマ歌舞伎『四谷怪談』ってどんな作品?

今回の『四谷怪談』は、2016年6月にシアターコクーンで上演されたコクーン歌舞伎第15弾を映像化した作品です。作は四世鶴屋南北、演出・美術と映画の監督は串田和美さん。上映時間は118分。
歌舞伎の古典を現代的な感覚で描くコクーン歌舞伎らしく、現代と江戸末期の町が交差する、ちょっと不思議な『四谷怪談』の世界が広がります。チケット即完だったという当時の舞台を、映画館でゆっくり観られるのはありがたい限り。
久しぶりの鶴松さんと、豪華な顔ぶれ
個人的にいちばん嬉しかったのは、鶴松さんを久しぶりに拝見できたこと! やっぱり可愛かったです。スクリーン越しでもしっかり伝わる可愛さでした。10月の平成中村座にご出演で舞台に復帰されること、楽しみすぎます。配役発表で歓喜の舞でした。嬉しい。
亀蔵さんのお姿にもじんわり。そして小汐田又之丞役の首藤康之さん。バレエダンサーの首藤さんだから「踊られるのかな?」と勝手に期待していたら、いい意味で裏切られてびっくり。こういう意外性も楽しい。
勘九郎さんの直助権兵衛はかっこよかったし、七之助さんのお袖は相変わらずいつものように美人。とりあえず最高だった、というのが正直な感想です。
扇雀さんのお岩さんと、かっこいい舞台
そして扇雀さんのお岩さん。ほんとに怖かったです。朝から観てよかったのか、いまだにわかりません(笑)
場面転換や舞台の使い方も本当にかっこよくて、現代音楽との融合もありつつで斬新。こういう舞台、もっと見たいなぁ。
シネマ歌舞伎らしくいろんなカットで楽しめた反面、「舞台全体でも観たい!」という欲も出てきます。舞台を観た人には新しい角度で楽しめて、シネマ歌舞伎だけを観た人には「舞台でも観たい!」と思わせる。これがシネマ歌舞伎のいいところであり、罪なところ。
ラストは「どういうこと?」となって終わってしまったので、なおさら確かめに行きたい。10年前の公演だから、そろそろ舞台で再演とか…無理かな。これは舞台でももう一度観たい!(しつこい。笑)
イヤホンガイドはアプリで快適に
今回はイヤホンガイドを利用しました。シネマ歌舞伎は専用アプリから「NEWシネマ歌舞伎 四谷怪談」のガイドを再生する方式です。


わたしはAirPods Pro 3を使用。ノイズキャンセリングをオフにして外部音取り込みにすると、映画本編の音とイヤホンガイドを自然に聞くことができました。音量もベストな音量に調整してくれるから最高。ノイズキャンセルをキャンセルする、というのがポイントです(笑)
映画館でイヤホンガイドってどう聞くの? と思っていた方の参考になれば。イヤホンガイドはやっぱり便利だし、絶妙なところで解説してくれるからとってもわかりやすいです。
まとめ
朝から怪談話、なかなかいいものでした。久しぶりの鶴松さん、怖すぎる扇雀さんのお岩さん、かっこいい舞台。映画館を出る頃には「舞台でも観たい」しか言っていませんでした。
再演、待ってます。やはり今日も最高でした。

