
がぶの第一声で、さっそく笑顔に。映画で聞き覚えのあるあの「がぶの声」が、目の前の舞台から聞こえてくる。獅童さんの声、やっぱりチャーミング。やはり今日も最高でした。
あらしのよるにってなに?
きむらゆういちさんの絵本が原作の、新作歌舞伎です。狼のがぶと山羊のめい、本来なら食う・食われるの関係のふたり。
嵐の夜、真っ暗な小屋で出会った二匹は、暗くてお互いの姿が見えず、しかも風邪気味で鼻もきかない。正体がわからないまま夢中でおしゃべりして、すっかり意気投合。「また明日、ここで」と、「あらしのよるに」を合言葉に再会を約束します。
そして翌日。合言葉を交わして再会したものの、明るい場所で初めてお互いの姿が見えて、びっくり。狼と山羊!?…でも、もう友達になってしまったふたりは、そこからさまざまな困難を乗り越えつつ、種族を超えて友情を育んでいく、という感動の物語。広い世代に愛されてきたお話で、わたしもなじみがあり、大好きな絵本のひとつです。


獅童さんは2005年公開の映画版でも、がぶの声を担当されていました。だからわたしのなかで「がぶといえば獅童さん」。それが歌舞伎の舞台で、生で聞けるというのがまず何よりもうれしい。しかもこの南座は、2015年に『あらしのよるに』が初めて上演された、初演の地でもあるんだそうです。
可愛いがあふれる舞台

とにかく可愛い、が止まらない舞台でした。
壱太郎さんのめいが、想像していた以上に可愛い。仕草も声も、ずっと見ていたくなる愛らしさで、すっかりやられました。めい以外の山羊たちもみんな可愛くて、可愛くて、どこを見てもにこにこしてしまう。この期間の壱太郎さんのインスタグラムもめちゃくちゃかわいいがたくさん溢れててたまらないんです。
なかでも市村竹松さんのはくが、めがねがとても似合っていて、これがまたすごーくキュート!地味にいちばん好きだったかもしれません(笑)目が離せなかったです。
お話の内容は知っていたけれど、知っていてもやっぱりいい物語で、涙でした。
幕間のなだ万で、抹茶パフェ

幕間は、南座のなかに入っているなだ万さんへ。抹茶のアイスにウエハースが刺さった、見た目も涼やかなパフェをいただきました。
しかし!いつものんびりしすぎるわたし、気づけば時間がぎりぎり。めちゃくちゃ急いで食べる羽目になりました。せっかくのパフェ、もっと味わって食べたかった・・・毎回これなので、いいかげん学習したいところです(笑)
まとめ
可愛いと、いい物語と、獅童さんの声と、壱太郎さんのめいちゃん。盛りだくさんで、ほっこり満たされる観劇でした。
おみやげには『あらしのよるに』の特別パッケージの八ツ橋を。箱のフタが狼と山羊のイラストで、開けてみたら中身のひとつひとつにも可愛いプリントがしてあって、最後まで楽しませてくれました。食べるのがちょっともったいない(でもこの八ツ橋好きなので食べ出したら止まらなかった。笑)


種族を超えた友情の物語、こうして歌舞伎で観られるしあわせを、じんわり噛みしめた一日でした。
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