
人生初の金丸座。狭い!もちろんいい意味で!江戸時代の人もこんな距離で観てたのかな〜と想像するだけで、もうテンションMAX。やはり今日も最高でした。
こんぴら歌舞伎ってなに?
金丸座(旧金毘羅大芝居)は、香川県琴平町にある現存最古の芝居小屋。1835年に建てられたもので、ここで毎年4月に行われるのが「四国こんぴら歌舞伎大芝居」です。讃岐路に春を告げる風物詩、なんて言われているそう。

この回はコロナ禍を経て5年ぶりの開催で、染五郎さんはこんぴら歌舞伎が初出演でした。いつか行きたいと思いつつ、コロナ禍で公演もなくなり・・・復活待ってました〜!
なにより驚いたのが、この小屋ぜんぶ人力で動いていること。廻り舞台もセリも、宙乗りの仕掛けも、機械を使わずに人の手だけで操作をしています。室内を暗くする時は、明かり窓を3段階に開け閉めをして、場内の明るさを調整しているんですって。暗くするときにはお茶子さんたちが窓をパタパタと閉めていく・・・らしい。「らしい」というのも、舞台に集中しすぎて、室内が暗くなってるのに気が付かないっていうね(笑)知らぬ間に「あれ?めちゃくちゃ暗い・・・」ってなってました。

琴平まではアンパンマンと一緒
行きはまさかのアンパンマン列車!車内アナウンスまでアンパンマンで、それだけでちょっとテンションが上がる(笑)観劇の行き帰りも旅の一部なんです。

第一部、笑って、笑って、ちょっとしんみり
第一部は『伊賀越道中双六 沼津』と『羽衣』の2本立て。

『沼津』が、とにかく面白かった。染五郎さんのコミカルな場面もあり、幸四郎さんとのやりとりにも笑わされて。でも話が進むと「実は…」と少しずつ切ない展開になっていって、最後はくらーくしんみり。笑いと哀しみが地続きになっているのが、これぞ歌舞伎という感じで最高でした。後日配信でも観たんですが、何度見ても笑えるシーンがあって、配信でもしっかり爆笑しました(笑)
そして今回いちばん楽しみにしていたのが『羽衣』。雀右衛門さんの天女が、金丸座名物「かけすじ」という仕掛けで宙に舞い上がります。花道の上を通って天井へ昇っていく、あの宙乗りもぜんぶ手動なんですって。この日のお席が花道横だったので、目の前を天女が通っていく特等席。最高の眺めでした。伯竜役の染五郎さんも、すごーーーくかっこよかった。毎回思うけど、染五郎さんは普通にイケメン(笑)


第二部、幸四郎さんにずっと笑わされる
第二部は『松竹梅湯島掛額』と『教草吉原雀』。
『松竹梅湯島掛額』も、これまた笑える。とくに紅屋長兵衛役の幸四郎さんが、もうひとりでめちゃくちゃ笑わせてくる。染五郎さんはあいかわらずイケメンで、八百屋お七の壱太郎さんが爆イケ美女で、それはもう超かわいい。面白かったな〜〜〜!もう一回見たい!と、観終わってからもこれはしばらく余韻が抜けませんでした。
第二部は2階・上手側の最前列のお席で、第一部とは違う角度から舞台を見下ろす形に。1日で違う席から金丸座を味わえたのも、昼夜通しならではの贅沢な体験でした。
まさかの、この日なにも食べられず
うちわは入場のときに配られたもの。第一部と第二部で2回入場したので、2個もらいました。使う用と保管用と、ありがたい。

幕間は外の広場に出ている出店をのぞいていたら、見ているだけで時間切れ。第一部と第二部のあいだには金比羅山に登ろうと意気込んで歩き出したものの、これもタイムアップで金丸座に舞い戻る始末。結局この日、ちゃんとしたごはんは食べられず、舟煎餅を買い食いしただけでした(笑)もう腹ペコなんですけど・・・
まとめ
初めての金丸座は、想像以上にこぢんまりしていて、その狭さがまるごと魅力でした。役者さんとの距離が近くて、笑いも涙も宙乗りも、ぜんぶ間近で味わえる。江戸時代の芝居小屋ってこんな感じだったのかなと、観ているあいだじゅう想像がふくらみました。こればかりは体験しないとわからない!
ごはんは食べそびれたけれど、それも含めて癒しの一日。次に来るときこそ、金比羅山にも登って、お弁当もちゃんと食べたいと思います。
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