
この月は、松竹歌舞伎会の定額制観劇サービスで歌舞伎座に通いました。夜の部は3回。大詰の三番叟が最高すぎて、三番叟だけでも見に行きたいくらいでした。やはり、今日も最高でした。
七月大歌舞伎ってどんな公演?
2024年の七月大歌舞伎、夜の部は『裏表太閤記(うらおもてたいこうき)』。二世市川猿翁さんが昭和56年(1981年)に初演した作品で、今回は約43年ぶりの上演でした。”表”の秀吉と”裏”の光秀、ふたりの光と影を織り交ぜて描く通し狂言です。
秀吉を勤めるのは松本幸四郎さん。3役を勤め、孫悟空になって宙乗りまで披露するという大活躍ぶりでした。

定額制観劇サービスで通う7月
松竹歌舞伎会会員限定の定額制観劇サービスは、定額で公演期間中何度でも観劇できるという、通いたい人には夢のような企画。座席は2階席の空席から電話予約・・・え?この時代に電話予約?!と驚いてしまうのですが、予約は座席表を用意しておけばとってもスムーズ。ちなみに電話をする時に目の前にパソコンを開いて、空席状況を表示しながら相談するとなおスムーズです。
今回、わたしは東側(上手側)のお席が多めで、たまに真ん中あたり。東側だと花道の見え方はバッチリだけど、正面でない場合は見切れるところもあります。でもまぁ、定額制だから全然気にならない、納得のお席。むしろ花道をずばっと見られるので結構好きなお席です。

おもしろかったのは、気軽に来られると思うと、お弁当も買い食いもあまりしなくなること。いつもの「お弁当か、たい焼きか」問題から解放され、「たい焼き1択!」みたいにすごく気楽な観劇スタイルになりました(笑)
水しぶきと、三代揃い踏み
大滝の場では、水流激しく立廻りが繰り広げられます。あの水の中で動き回るのは相当大変そうで、カロリー消費がすごすぎて痩せ続けてしまうのでは?と心配になるほど。観ているだけの側としては、涼しい演出をありがたく拝見するばかりですが・・・ダイエットになるかも?
そして海上の場では、白鸚さん・幸四郎さん・染五郎さんの高麗屋三代が同じ舞台に揃います。これはやっぱり感動するんですよね。歌舞伎の歴史の重みはもちろんだけど、染五郎さんがこんなに立派な歌舞伎役者になられたことに、ご両親の幸四郎さんと園子さんへの感謝と敬意でいっぱいになります。ご本人が真面目に芸熱心な方であることも大いにあるのでしょうが、お母様のご苦労を思うと、一人の鑑賞者として、もう感謝しかないのです。こうやって三代並ぶとそういう気持ちがね、なんか沸いちゃうよね。
最高すぎた三番叟
そして大詰の三番叟。桜が舞い散るなか、松也さん、巳之助さん、右近さん、染五郎さんに幸四郎さんも加わって踊る、なんとも贅沢な一幕です。
カラフルな衣裳、華やかな舞踊、誰というわけでもないレベルの最高の配役。どこを見ていいかわからなくて、結局右近さんを目で追っていました(笑)好きだね〜、わたし。
3回観ても、毎回この三番叟で「来てよかった」と思える。定額制の醍醐味を一番感じた瞬間だったかもしれません。
まとめ
定額制観劇サービスのおかげで、ひと月に同じ演目を3回。回を重ねるごとに見どころが増えていく贅沢を味わった7月でした。
またこういうふうに通える時期があれば、絶対に申し込みます。そして、またどこを見ていいかわからなくなるんだと思います(笑)

