
本日、これより「ハシゴ曽根崎心中」と称しまして、3回目の桜プロ@南座のあと、シネマ歌舞伎『曽根崎心中』(壱太郎さん舞台挨拶付き)に駆けつけるという、曽根崎心中フルコースの一日。しかも今日の特別対談ゲストはまさかの映画『国宝』の俳優さん!曽根崎心中濃度の高すぎる一日が始まります。やはり今日も最高でした。
「ハシゴ曽根崎心中」とは
きっかけは、シネマ歌舞伎の案内を見つけた時の脳内会議。
「次のシネマ歌舞伎は曽根崎心中か〜、へ〜舞台挨拶あるんだ〜。でもどうせ行けない日程なんでしょ?23日か〜、23日ね〜。ん?23日?あ〜😢その日は南座だから無理だわ〜!ん?壱太郎さんの舞台挨拶?え?終演後に南座から行くってこと?壱太郎さんが行けるなら私が行くくらい余裕じゃないか!!出演者が出演者になるなら、観客も観客になる!(←えwww)」
・・・とまあ、こんな感じで一人で完結した結果、15:00〜南座で桜プロ→17:30終演→19:00シネマ歌舞伎、という曽根崎心中フルコースが爆誕したのです。同じ演目を1日に2回観るって、もはや変態の域ですか?いいえ、ただの贅沢病です。
ちなみに今月は桜プロを2回、松プロを1回観ているので、合わせて4回目の曽根崎心中。1回目の桜プロと松プロはそれぞれ記事にしているので、よかったらそちらも覗いてみてください。
ドブ席のとちり席ってなぁに?
今回のお席は1階のドブ席。「ドブ席?」となった方のためにちょっとだけご説明を。

歌舞伎の劇場には舞台から客席を貫く「花道」があって、その花道と壁の間にある席をドブ席と呼びます。花道の真横なので、役者さんが通る時にはもう手が届きそうな距離。
そしてとちり席というのは、客席の7・8・9列目あたりを指す言葉で、舞台全体が見渡せて、かつ役者さんの表情もちゃんと見える、ちょうどいい距離感の特等席とされています。
つまり今回は「ドブ席かつとちり席」という、両方の特徴をあわせ持つお席。役者さんの息遣いまで届きそうな贅沢なポジションでした。・・・とはいえ、実際の(中央の)とちり席とはまぁ違うんだけどね(笑)
3回目だからこそ気づいた、徳兵衛の幼さ
3回目ともなると、流石に流れもわかっているので「ここでこうなるね」とわかってくる余裕が出てきます。だからこそ、ちょっとした変化に気づける。

この日とくに感じたのが、徳兵衛(右近さん)がお初(壱太郎さん)に甘える仕草。二人が椅子に腰掛けて手を握り合いながら見つめ合う場面、「お初」と呼びかける言い方がなんとも甘えた声で・・・なんだか徳兵衛のほうがとても幼く見えたんですよね。
初日と千穐楽近くでは、やっぱり出来上がりが違う気がします。初日はまだ手探りな部分もあるのかな?という瑞々しさがあって、それはそれで好き。1ヶ月通してお役を生きた末の千穐楽近くは、二人の関係性がより深く滲んでくるような味わいがあって、これもまた好き。どっちが正解とかじゃなくて、どちらも好き。
まさかの寺島しのぶさん!特別対談
そして本日の第二部、特別対談のゲストはななななななんと寺島しのぶさん!驚きすぎてのけぞった!しのぶさんの入場とともに、観客全員いきなりスタンディングオベーションするんじゃないかというほどの拍手!

しのぶさん、翌月の歌舞伎座で予定されている連獅子(右近さんと眞秀さんが親子で踊られる演目)のお話などをされていて、眞秀くんも裏にいる気配・・・客席からは「出てこないかな」の期待を込めた拍手が起こったのですが、残念ながらお姿は拝見できず。お顔拝見したかった!
トークの最中のしのぶさんはとてもチャーミングで素敵なお人柄に癒されました。
実はこの公演を観に行く前日に、右近さんのInstagramで八坂さんの前で撮影されたしのぶさん・眞秀くん・右近さんの3ショットを拝見していたんです。「あ〜京都でおけいこなのね〜」なんて思っていたら、まさかその翌日にゲストとしてご登場されるなんて!偶然の伏線回収みたいで、答え合わせ完了、めちゃくちゃ嬉しかったです!
後日談ですが、翌月の連獅子を観に歌舞伎座へ行った際、ロビーでお着物姿のしのぶさんを拝見しました。光をまとわれていたのか、本当に美しすぎました。
幕間グルメと、ドブ席で食べる時のちょっとした注意
今回の幕間のお供は、八坂さん下のいづ重のおいなりさんと、木屋町の蘭の鯖寿司の2点。


ここで初心者の方にちょっとした注意。桟敷席以外のお席では、食事は基本的にご自身のお膝の上に広げることになります。お弁当くらいならいいんですよ?でもね、鯖寿司を1本丸ごとはちょっと厳しい・・・(笑)切り分けながら食べるスペースもなければ、お醤油をつける場所もない。
そんなわけで今回はたぶんいづ重さんのおいなりさん一択でよかったのではと思いました🍣ゆっくり食べる時間もなかったし、膝の上は寿司パーティーだし・・・でも鯖寿司も食べたかったんだもの🐟

ともあれ、おいなりさんと鯖寿司、どっちも美味しすぎて、写真を撮る余裕もなく完食。これもまた、観劇前のおたのしみのひとつ。
まとめ

千穐楽の2日前、満員御礼の南座。たくさんの方が同じ作品を楽しんでいる空気感は、いつ来ても胸が熱くなります。
「もうこれが最後の曽根崎心中物語か〜」なんてしんみり・・・する間もなく、終わってすぐに壱太郎さんを追いかけてシネマ歌舞伎へ猛ダッシュ。曽根崎心中ロスを感じる暇すらないハシゴっぷり。
シネマ歌舞伎の感想はまた別の記事で書く予定なので、お楽しみに。
曽根崎心中物語シリーズ、ぜんぶ読む
この記事は、曽根崎心中物語を追いかけた観劇記録シリーズの一部です。
- 開演前のわくわくメモ: チケット取った直後のドキドキ
- 桜プロ 観劇1回目: 初日の桜プロ、お弁当も豪華で大満足
- 松プロ 観劇: 壱太郎さんの立役、衝撃の松プロ
- 桜プロ 観劇3回目 ← 今読んでいる記事
- シネマ歌舞伎: 壱太郎さんの舞台挨拶付き上映へ
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