
朝9:10開演、上演時間200分超え。真夏の朝から、シネマ歌舞伎『新作歌舞伎 風の谷のナウシカ』後編をMOVIX京都で観てきました。歌舞伎とナウシカと大スクリーン。この組み合わせ、想像以上で、やはり今日も最高でした。
シネマ歌舞伎ってなに?
シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台公演を映画館の大スクリーンで楽しめる松竹の上映シリーズ。『新作歌舞伎 風の谷のナウシカ』は、宮崎駿さんの原作漫画全7巻を舞台化した超大作で、2019年に新橋演舞場で初演されたものです。前編・後編とありますが、今回はその後編の上映でした。
MOVIX京都のロビーには、かぶきにゃんたろう🐈のパネルがお出迎え。売店ではにゃんたろうグッズも売られていて、映画館なのにちゃんと歌舞伎の空気が漂っているのがうれしい。

それにしても朝9:10開演は早すぎる〜と思いつつ、新京極商店街をてくてくと・・・そしてドリンク片手にシアター5へ。E列のど真ん中、スクリーンがちょうどよく視界に収まるお席でした。ただもう少し後ろの席でもよかったかな〜。E列の足元は他の列よりも幅が広く、通路になってます。足は伸ばせるけど、首がすこし疲れる角度だったので、少しだけ後ろのお席の方が見やすかったかな。



スーパー歌舞伎だと思ってました(ごめんなさい)
実は、いま新橋演舞場で上演中の『もののけ姫』がスーパー歌舞伎なので、ナウシカもスーパー歌舞伎だったっけ?と勝手に勘違いしておりました(笑)こちらは新作歌舞伎。ジブリ原作つながりで、脳内がすっかり混線🌀
そしてナウシカを演じるのは、現在の八代目尾上菊五郎さん。上演当時はまだ菊之助さんで、「あぁ、まだ菊之助さんだったなぁ」というのもなんだか感慨深い。相変わらずお美しくて、特にお化粧が素敵で、赤いアイシャドウ買おうかしらって本気で思いました(笑)めちゃくちゃかわいいけど、芯の強い素敵なナウシカでした。
眼福の舞踊と、壮絶な毛振り
歌舞伎として一番印象に残ったのは、菊五郎さんの舞踊の部分。ただただ眼福❤️
そしてラストは壮絶な毛振り!右近さんと歌昇さんの壮大な毛振りを拝めて、最高すぎました。回転する舞台(盆)の使い方も、いつもよりスペクタクルだった気がします。気のせいかもだけど(笑)
ナウシカの世界観がすごく忠実に描かれていて、すばらしかった。ひとつ盲点だったのは、虫が結構出てくること。作りものとわかっていても、ちょい気持ち悪い(笑)それくらいリアルだったということで。
シネマ歌舞伎ならではの良さ
まず、音が違う。舞台だとお席によっては声が聞こえにくいこともたまにあるけれど、シネマ歌舞伎はすべてのセリフがすごくクリアで、物語がぐっとわかりやすくなる気がします。「え?いまなんて言った?」ってならないのです(笑)右近さんはシネマでも舞台でもお声は大きくクリアでした💛
カメラワークも絶妙。舞台だと推しばかり見てしまうけれど(歌舞伎箱推しなので特に決まってはないけれども・・・)、「いまここだよ!」というところをカメラが抜いてくれるから助かる。役者さんとの距離や角度も、普段は見られない画角から拝見できて、すごく嬉しいポイントでした。
舞台美術も、衣装もセットも小道具も、ほんとうにすごかった。あれ、もう一回やらないと、もったいないよーーー!歌舞伎座でも新橋演舞場でも、オペラ座でも(え?!パリ?行く行く。)どこかでまた再演して欲しいです。
真夏なのにホットドリンク
長編作品ゆえに途中で約20分の休憩があって、これがとても助かりました。ただ、劇場内が寒すぎて、休憩時間にドリンクバーで温かい飲み物をゲット。この時期に温かい飲み物をいただくなんて(笑)夏のシネマ歌舞伎には、羽織りものがあると安心です。いや、必須!です!

まとめ
めちゃくちゃ満足の200分でした。本格的に歌舞伎を浴びられるのに、お話は古典ではなくジブリ映画の原作だから、とてもわかりやすい。イヤホンガイド付きだとなお良しですが、歌舞伎が初めての人にこそ観てみてほしい作品だと思いました。

アニメ版のナウシカもいい具合に忘れかけているので、久しぶりに観直してみようと思います。

