歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』(2024年12月)

客席から見た「朧の森」の舞台幕 歌舞伎
客席から見た「朧の森」の舞台幕
客席から見た「朧の森」の舞台幕

2階最前列で見た歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』。結論から言うと、染五郎さんのシュテンがパーフェクトでした。衣装もお化粧も、すべてにおいてカッコいい。ブロマイドは後日オンラインで買いこみました。やはり、今日も最高でした。

朧の森に棲む鬼ってどんな舞台?

新橋演舞場の看板
新橋演舞場の看板

『朧の森に棲む鬼』は、2007年に劇団☆新感線と松竹がタッグを組んで初演された舞台。当時主人公のライを演じたのは市川染五郎さん、つまり現在の松本幸四郎さんです。それが17年の時を経て、「歌舞伎NEXT」の第2弾として新橋演舞場に帰ってきました。作は中島かずきさん、演出はいのうえひでのりさん。

物語は『リチャード三世』を下敷きに、嘘と欲望で王座に上り詰めていく男・ライのお話。今回はそのライを、幸四郎さんと尾上松也さんがダブルキャストで演じるという趣向で、ライを演じない回はサダミツ役で登場するというのがまた面白い。

わたしが観たのは昼の部、松也さんがライの回でした。お席は2階最前列の少し上手側。手すりに視界を遮られることもなく、舞台全体を見渡せる良いお席でした。

染五郎さんのシュテンがパーフェクト

『朧の森に棲む鬼』のポスター
『朧の森に棲む鬼』のポスター

もう、ほんとこれ。衣装もお化粧も、すべてにおいてパーフェクトにカッコいい。

立ち回りは最高だし、なんなら普通に立っているだけでかっこいい。動いてもかっこいい、止まってもかっこいい。もはや存在がかっこいい。

後日オンラインでたくさんブロマイドを買っていました。(必然)オンラインで買うと、好きなものをぽいぽいクリックしてたらカートの合計金額がえげつないことになることってありますよね。この時も金額がおかしなことになっていて目が点に(笑)あとでちゃんと厳選したものだけを買いました〜🧐

時蔵さんのツナ、全部やん

そしてもうひとり、心を撃ち抜かれたのが中村時蔵さんのツナ。

まずビジュアルが最高、佇まいも所作も好き。そして妖艶さと色気。もう全部ですやん。

シュテンとツナ、このふたりを同じ舞台で観られるなんて、なんて贅沢な公演なんでしょうか。

新感線の音楽にびっくり、からの、かっこいい

歌舞伎NEXTならではの体験だったのが、音楽。いつもの歌舞伎とはまったく違うので、最初はびっくりしました。

でも不思議なもので、慣れてくるとこれがかっこいい。物語の疾走感と音楽がぴったり合っていて、気づけば楽しくなっていました。普段の歌舞伎とは違う入口として、こういう公演から歌舞伎に触れてみるのもアリだなあと思います。

まとめ

肝心の松也さんのライは、しっかり悪かったです(笑)嘘と欲望の男、堪能しました。

森の幕が目の前に広がった瞬間から、朧の森の世界に引き込まれた昼の部。ひとつだけ心残りは、新橋演舞場がいつもどおりの大混雑で、売店をゆっくり見られなかったこと!いろんなグッズを買いたかったけど、まぁブロマイドは無事に手元にあるので、すべて良しとします!

歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』 公演情報
公演期間2024年11月30日(土)〜12月26日(木)
劇場新橋演舞場(東京・東銀座)
昼の部11:30開演(第一幕 11:30〜13:30 / 幕間30分 / 第二幕 14:00〜15:25)
演目・出演作=中島かずき / 演出=いのうえひでのり。ライ・サダミツ=松本幸四郎・尾上松也(ダブルキャスト)、ツナ=中村時蔵、シキブ=坂東新悟、キンタ=尾上右近、シュテン=市川染五郎、イチノオオキミ=坂東彌十郎 ほか。
観劇回2024年12月5日(木)昼の部は、ライ=尾上松也、サダミツ=松本幸四郎の回。
チケットチケットWEB松竹ほか ※公演は終了しています
備考2025年2月には博多座公演も上演(終了)。2026年1月よりシネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』幸四郎版・松也版が順次公開。
ひとり観劇メモ新橋演舞場はロビーも売店も混み合いがち。グッズをゆっくり選びたい人は、開場直後に売店へ直行するのがおすすめです。
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