
開場直後の客席に、誰もいない。牡丹の緞帳とすーっと伸びる花道をひとり占めしたような光景に、開演前からすでに大満足。
第三部はどんな構成?
八月納涼歌舞伎の第三部は、『舞鶴雪月花』と、坂東玉三郎さんの地唄舞『雪』『残月』の三本立て。19時開演で21時前には終わる、夜のお出かけにちょうどいいボリュームです。短い演目を3つ、それぞれ違う味わいで楽しめる構成でした。
開演前のお楽しみ
開場直後に客席へ入ったら、まだほとんど誰もいない!いつもは人でいっぱいの歌舞伎座を、無人に近い状態で撮影できて、ひとりで小さくガッツポーズ。
そして開演までの読書タイム。この日のお供は三浦しをんさんの『あやつられ文楽鑑賞』。歌舞伎座で読んでた本は文楽でした(笑)勘十郎さんのくだりが最高すぎて何回も読んでしまう・・・帰ったらシンプルに勘十郎さんの書籍を拝読したく存じます❤️

長三郎さん+勘太郎さんの松虫が最高すぎた
『舞鶴雪月花』は、雪・月・花の三つの景色を描く舞踊。なかでも勘太郎さんと長三郎さんのコンビの松虫が最高すぎました。おふたりの尊さ、無限大。七之助さんはいつも通りの美しさ、勘九郎さんはいつもどおり笑わせてくれる安定感。勘太郎さん、また成長されてる気が・・・しゅっとされててとても素敵でした!これからが楽しみすぎて平成中村座が待ち遠しくて!!!
ちなみに今回の第三部、花道はほとんど使われません。せっかく花道近くのお席だったのに(笑)それでも勘太郎さんが七三から上がり下がりする場面を間近で拝見できたのは、うれしい収穫でした。
玉三郎さんの『雪』『残月』
正直に告白すると、地唄舞はきっと80%くらいは理解できていません。でもとにかく綺麗。「綺麗」だけではだめなんだろうか・・・だめなんだろうな・・・。
『残月』では、黒い背景が水色に転換する場面で、玉三郎さんの周りだけ少し濃い水色に見えて。「え?わたし、もしかしてオーラが見えるの?凡人と思ってましたけど、実は『オーラ見える系の人です』って今度から自己紹介していいですか?だめですね。ちーーーーん」と思ったけど(笑)残像だったのかもしれないけれど、それも含めてとても綺麗でした。あれは本当に不思議な演出でした。
幕間は東京𠮷兆の由縁助六寿司
幕間のお楽しみは、オンラインで予約しておいた東京𠮷兆の折詰弁当「東京𠮷兆由縁助六寿司」。1回目の30分の幕間に受け取って、2階の休憩スペース「鳳」でいただきました🍱いつもは混み混みの鳳が、この日はお席がたーーーーっぷり空いていてラッキー⭐️⭐️⭐️

サーモンのお寿司がおいしくて、量もちょうどいい。多すぎると食べきれないので、このサイズ感がありがたいのです。緑色のいくらってあるの?なにこれ?!



雨とロッカーとかぶきにゃんたろう
2回目の幕間、めでたい焼きを買いに行こうか迷ったものの、3階まで上がるのが面倒でやめて外へ。そしたら大雨!雨に濡れた地面に灯りが映る夜の歌舞伎座も、なかなか綺麗でした。でもちょっと撮影しただけでずぶ濡れよ?台風の影響かな〜🌀

ちなみに歌舞伎座の地下にはコインロッカーがあって、通常サイズは100円、少し大きいサイズは200円。荷物が多い日の観劇に便利です。


そして雨の日は地下通路でそのまま東銀座駅まで行けるのもうれしいところ。その地下通路で、大きなかぶきにゃんたろうの像を発見。いつもグッズを売っているあたりに、こんなに可愛い子がいたよ・・・。明日はかぶきにゃんたろうをお迎えしよう。サンリオなのね、知らなかったよ。

まとめ
綺麗だな〜、だけでは見えない深みが、舞踊にはまだまだあるみたい。なんだか現代美術に向き合っているときの気持ちに少し似ています。舞踊、勉強しよ。
やはり今日も最高でした!

