お城めぐり:姫路城(2026年10月)

奥までまっすぐに伸びる百間廊下 お城めぐり

初めての姫路城。いちばん心に残ったのは、真っ白な天守・・・ではなく、西の丸の百間廊下で見た、まっすぐに伸びる長い廊下でした。青空の快晴で、暑さもなかなか。やはり今日も最高でした。

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青空の下、石垣の上にそびえる姫路城の天守
青空の下、石垣の上にそびえる姫路城の天守

姫路城ってどんなお城?

世界文化遺産に登録され、天守群が国宝に指定されている、日本を代表するお城。白い漆喰の壁から「白鷺城(しらさぎじょう)」とも呼ばれています。

天守は江戸時代の姿のまま残る「現存天守」で、なかでも最大です。大天守と3つの小天守を渡櫓(わたりやぐら。建物どうしをつなぐ櫓)でつないだ「連立式天守」という形も特徴です。

天守までの道のりも見どころだらけ

姫路駅からも天守は見えるけど、駅からの眺めは結構遠い。

大手門をくぐると、暑いし人も多い。さすがは世界遺産だね〜。三の丸広場の「西の丸茶店」(名前は西の丸だけど、場所は三の丸)で、まずは御城印を1枚。

入城口でもらえるのが、靴を入れる袋。天守の中と百間廊下は土足厳禁なので、これに靴を入れて持ち歩きます。しかも帰りには持って帰れる。なんて素敵な袋なんだろうか🫶

天守へ向かう道には、丸・三角・四角の狭間(さま。鉄砲や弓で外を狙うための穴)がずらり。ついつい覗き見ては「狭間から狙う。」

現存天守の中は、どこを切り取っても面白い

靴を脱いで大天守の中へ。人は多いけれど、柱や梁(はり)ばかりに目がいきます。

天守を支える西大柱と東大柱は、太い柱が突き刺さってるみたい😳 武具庫に、ずらりと並ぶ武具掛け、兵が身を隠す「武者隠し」。何人くらい入るんだろ・・・。ここに武具が並んでいたと想像すると、結構怖いです。

天守を支える東大柱
天守を支える東大柱

窓からは、屋根と白壁が何重にも重なる景色。これまで独立した天守のお城ばかりだったので、やっぱり壮大な天守閣だな〜とちょっと感動。

天守の窓から見た、何重にも重なる屋根と白壁
天守の窓から見た、何重にも重なる屋根と白壁

釘隠し(釘の頭を隠す飾り金具)、木目、梁の組み方。現存天守ってやっぱりどこを見てもかっこいい。だからかな、写真が多い(笑)

最上階では、スタッフの方が丁寧に説明してくださいました。籠城のときに殿様が寝泊まりしたり、万が一のときに切腹したりする、神聖な場所だったそう。釘隠しも金箔で飾られていたみたいで、上のほうにはいまも少し残っていました。

最上階に残る金色の釘隠し
最上階に残る金色の釘隠し

泉鏡花の『天守物語』の舞台も、この最上階。歌舞伎座ではチケットが取れず、シネマ歌舞伎もまだで・・・観たい〜〜。

石垣と伝説をめぐる

天守を出て、石垣を見ながら城内をぐるり。石垣には古墳の石棺まで使われていて、石棺を使わないといけないくらい、石集めに苦労したってこと?

刻印(石に刻まれた印)もたくさんあると聞いて探しながら歩いたのに、ほとんど見つけられず(笑)。それらしい模様に「刻印?!発見?!」。

お菊井戸では、播州皿屋敷の案内板に「お岩さんとはまた別なの?!」。シネマ歌舞伎の『四谷怪談』で観たお岩さんと混ざっていました。歌舞伎の『番町皿屋敷』は江戸が舞台。姫路にもお菊さんの話が伝わっているんです。それにしてもやっぱり井戸って怖いわ〜。

石の柵に囲まれたお菊井戸
石の柵に囲まれたお菊井戸

天守を眺められるベンチは、暑すぎて誰も座っていないけど、すごい特等席だと思うのだけど!

百間廊下で、カゴの中の鳥を思う

菱の門まで戻って、西の丸の百間廊下へ。女中さんたちのお部屋が並んでいた長い廊下です。

真っ直ぐに伸びる廊下が素晴らしい。かと思えば、意外とぐにゃぐにゃ曲がるところも。

奥までまっすぐに伸びる百間廊下
奥までまっすぐに伸びる百間廊下

当時はきっと、誰もいない廊下なんてありえないくらい、ばたばたしていたのかもしれない。でも、いまのこの景色がとても美しくて。現代のように情報が溢れることがない状況で、毎日あの窓から見える景色で日々を過ごすというのは、どんな感じだったのかな〜と思いを馳せていました。

百間廊下の窓から眺める天守
百間廊下の窓から眺める天守

窓の向こうには、驚くほど立派な金木犀。とても素敵な香りで、癒されます。木材の継手(木と木をつなぐ細工)の展示も楽しくて、こんな細工ができる大工さん、すごい。お部屋の反対側には狭間がずらり。ここもしっかり守る場所だったんですね。

そして気になったのが、大きな扉。案内板によると、夜はこの大戸を閉めて、女性たちの暮らす場所を守っていたそうです。でも、いくつもの大戸に、階段を降りた先の扉、出口の閂(かんぬき)・・・。どれも女性には移動しにくそうだし開閉も難しそうなものばかりで、なんだか閉じ込められている感覚になってしまうのは、わたしだけかな。男性が手助けするから、女性がやる必要がなかっただけかもしれないけど・・・狭間もしっかり備わった廊下だったので、きっと男性が廊下で女性たちを守っていたのかな?と想像するけど、男性がしっかり守るのであれば大戸なんている?って思った・・・ちょっとカゴの中の鳥みたい。実際はどうだったのかな。

廊下の先は、千姫ゆかりの化粧櫓。徳川家康の孫娘・千姫は、大坂の陣のあと本多忠刻と再婚して姫路にやってきました。仲睦まじい夫婦として暮らしていたのに・・・忠刻は若くして亡くなり、千姫は姫路を離れることに。切ないなあ・・・。

帰りに出改札横の姫路城売店で、2枚目の御城印も買いました。

好古園でひと休み

共通券で、お隣の好古園へ。木陰と水の音に「すずしい〜」。

回遊式(歩きながら景色を楽しむ形)のお庭は、人の手による造りだけど、きっと計算された美しさなんだろうなと思いながら堪能しました。手入れをしている方もたくさんお見かけしました。日々のお手入れが綺麗の秘訣なんですね・・・大変だ〜。池には立派な鯉と、小さな赤ちゃん鯉もたくさん。

縁側から眺める好古園の池と木々
縁側から眺める好古園の池と木々

まとめ

姫路駅では、お城のジオラマを発見。見ていたら行っていないところもあって、5時間くらい歩いたのに、まだまだ見足りない。また来ないと・・・。内堀の船にも、次は乗ってみたいな。姫路出身の方曰く、男山側からの姫路城が美しいとの噂。これは行かねば💨

姫路駅に展示されている姫路城のジオラマ
姫路駅に展示されている姫路城のジオラマ

お土産は、駅のおみやげ街道で五層もなか本舗のお菓子を。キャッスルフロランタンはさくさくで美味しかったです。柚子チーズモナカと千姫あんパイは、かわいいので賞味期限ギリギリまで飾っておこうと思います🫶

天守だけでなく、廊下や扉、石垣からも、ここで暮らした人たちを想像できるお城でした。

姫路城 基本情報
所在地兵庫県姫路市本町68
料金一般(18歳以上)2,500円/市民(18歳以上)1,000円/18歳未満 無料/姫路城・好古園共通券 2,600円 ※2026年10月時点
開館・開城時間9:00〜17:00(最終入城16:00)※2026年10月時点
休館・休城日12月29日・30日
アクセスJR・山陽電車「姫路駅」から徒歩約20分
見どころ現存天守の大天守、西の丸の百間廊下、石垣の刻印や転用石、お菊井戸
御城印・スタンプ御城印は三の丸広場の「西の丸茶店」、出改札横の「姫路城売店」などで販売。デザインは複数あります
所要時間の目安姫路城と好古園で約5時間(今回、写真を撮りながらじっくり見学した時間)
備考大天守と百間廊下は土足厳禁。入城口で靴入れ袋がもらえます(持ち帰りOK)。城内にはウォーターサーバーとコインロッカーあり
ひとりさんぽメモ天守の近くには自販機がなかったので、水分補給用のお水やお茶はしっかり用意しておくと安心です(城内にはウォーターサーバーもあります)。内堀の周囲まで歩くと歩数がすごいことになるくらい、とにかく歩くので、歩きやすい靴は必須です。
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