
最前列で『鯉つかみ』。サービス精神旺盛な愛之助さんの本水が、ビニールにばたばたと降ってくるたびに笑ってしまいました。やはり今日も最高でした。
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錦秋十月大歌舞伎の第一部ってどんな演目?
10月の歌舞伎座は「錦秋十月大歌舞伎」。第一部・第二部・第三部の三部制で、第一部は『湧昇水鯉滝 鯉つかみ(こいつかみ)』と『義経千本桜 川連法眼館(かわつらほうげんやかた)』の2本立てです。
『鯉つかみ』は、お姫さまが一目惚れした若者・志賀之助の正体が、実は鯉の精だった…というお話。本物の志賀之助が琵琶湖で鯉の精と戦う場面では、本水(ほんみず:本物の水を使う演出)が使われます。早替り(一瞬で衣装や役を替えること)もあって、見せ場の多いひと幕です。
『川連法眼館』は、歌舞伎三大名作のひとつ『義経千本桜』の一場面で、通称「四の切(しのきり)」。義経の家臣・佐藤忠信が、実は親を慕う子狐だった…という物語です。


上演時間は『鯉つかみ』が約50分、幕間(休憩)35分をはさんで『川連法眼館』が約70分です。

最前列で観た第一部
開演前から本水モード
いい天気の歌舞伎座。今回の席は最前列、しかも演目は本水の『鯉つかみ』です。絵看板の大きな鯉を見上げながら、「最前列…大丈夫かなぁ🥺」とちょっとドキドキ。

いつものようにイヤホンガイド(舞台の解説を聞ける音声ガイド)を借りて、今日もお世話になります。

座席に用意されていたのが、本水セット。これこれ、と思わず笑ってしまいました😂 中身はカッパ(ポンチョ)、タオル、透明のビニールシート、手荷物を入れる白いビニール袋。開演前にカッパを着ること、脱ぐ前にタオルで水を拭くことなど、使用方法まで詳しく書かれています。

開演前には、スタッフの方が舞台の前で「開演前までにカッパを着てください!」としきりに声をかけていて、これもなんだか楽しい。必要なものが全部そろっていて完璧でした。わたしはちょっとやりすぎなくらい準備しましたけどね(笑)開演前にビニールをささっと頭からかぶる練習とかしてみたり。たのしすぎ(笑)
『鯉つかみ』:ばたばた降ってくる本水
『鯉つかみ』は、愛之助さんのおかげで(?)面白かった〜。
まずは正体がバレる前。壱太郎さんの小桜姫がぐいぐい迫ってきて、志賀之助(愛之助さん)はたじたじ。そのままお部屋に連れていかれて、出てきたと思ったらちゃっかり下着姿で、「おいおい、さっきまでのたじろいだ仕草はなんやってん!」状態で、つい笑ってしまいました。
早替りのあとは、豪華なお魚の衣装に🐟これがかっこいい。宙乗り(役者さんが吊られて宙を移動する演出)も、客席の上を通って3階の鳥屋(とや:宙乗りの行き先になる小部屋)へ向かうのではなく、舞台の上を横に移動するスタイルでした。あまり見たことがなかったのでとても新鮮でした。
そしていよいよ本水の大立廻り。ずっとビニール越しに観るわけではなく、「こっちに水がきそう!」というタイミングだけ、ビニールを頭からかぶります。なので見え方は特に気になりませんでした。

水が飛んできて、ビニールにばたばたばたっと落ちてくると、かなり臨場感があって楽しい。愛之助さんがサービス精神旺盛すぎて、どんどん水をかけてくるのには笑ってしまいました😂 本水の演出もすごかったし、愛之助さん、最高でした。
『川連法眼館』:狐になってからが可愛い
狐忠信は八代目尾上菊五郎さん。本物の忠信から狐忠信になると、手つきがふっと変わるところが愛らしくて。狐詞(きつねことば:狐らしい独特のせりふ回し)の発声も、仕草も、狐になってからは可愛らしくて大好きです。動きも可愛い。
義経は七代目尾上菊五郎さんで、親子での共演です。ただ、観ながら思ったのは「このお二人を同時に観るのって、もしかして久しぶりかな〜」と。この前はいつだったかな・・・?
花篭でステーキ重
今回は食事処「花篭」(歌舞伎座3階)で、ステーキ重をいただきました。茄子、パプリカ、ししとう、きのこ、紅葉の形の人参と、彩りも秋らしい🍁


お肉はいい意味で薄めで、ご飯と一緒に食べやすい。美味しかったです。ただ、お重やどんぶりはどうしてもご飯が多めになるので、これもちょっと多かったかな〜。食べすぎると眠くなるので、控えめにしたいところです・・・
まとめ
最前列の本水は、ビニールにばたばた落ちてくる水の音と、愛之助さんのサービス精神を間近で味わえる、楽しい体験でした。カッパもタオルも袋も全部用意されているので、前方のお席でも安心ですよ。前方3列くらいまでは本水セットがあったと思います⭕️
本水が楽しかったので、次からも最前列狙いでいこうと思います(笑)

