お城めぐり:丸亀城(2026年10月)

高石垣の上に建つ丸亀城の天守 お城めぐり
高石垣の上に建つ丸亀城の天守
高石垣の上に建つ丸亀城の天守

雨の中、きつ〜い坂を必死で上りきったら、目の前に高石垣。「見返り坂」なのに、一度も見返らずに上っていました(笑)。やはり今日も最高でした。

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丸亀城ってどんなお城?

丸亀城は、香川県丸亀市の亀山(標高約66m)に建つ平山城。石垣の総高は日本一と言われていて、「石垣の名城」と呼ばれています。

史跡丸亀城跡の石碑とお堀
史跡丸亀城跡の石碑とお堀

天守は、江戸時代から残る「現存12天守」のひとつ。しかも、12の中でいちばん小さい天守なんだそうです。

そして2018年、西日本豪雨や台風の大雨の影響で、南西側の石垣が大きく崩れてしまいました。いまも復旧工事が続いていて、完成は2031年3月末の予定です。

石垣の災害復旧工事を知らせる案内板
石垣の災害復旧工事を知らせる案内板

雨の丸亀、まずは腹ごしらえ

丸亀駅に着いて、いきなりお城じゃなくて、まずはご飯(笑)。駅のすぐそばの一鶴で、骨付鳥のひなどりをいただきました。

おにぎりも食べたかったけど、量が多くて悩んでいたら、店員さんが「とりあえずひなどりだけ注文通しましょうね!もしまだ食べられそうだな〜と思ったらその時追加したらいいですよ。おにぎりならすぐ出せるからね!」とナイスアドバイス。ありがたい!でもやっぱり食べ切る自信がなくて、おにぎりは見送り・・・ひなどりだけで満腹でした〜⭕️おいしかった!

銀色のお皿に盛られた一鶴のひなどり
銀色のお皿に盛られた一鶴のひなどり

食後は駅前からコミュニティバス(200円)でお城の近くへ。乗るときに運転手さんに聞いたら、降りるときに「ここをこう行って、こう行ったら大手門が見えるからね」と、道順をとっても丁寧に教えてくれました。

雨に濡れた路面とマンホール
雨に濡れた路面とマンホール

言われたとおりに歩いていくと、お堀の向こうに石垣と、山の上の天守。この光景だけで癒される〜。

お堀の向こうに見える石垣と丸亀城の天守
お堀の向こうに見える石垣と丸亀城の天守

見返り坂なのに、見返らなかった

傘で下を向いていたら、枡形虎口

大手門の前の橋から眺めるお堀は、とても広い。門をくぐると、石垣と門に囲まれた四角い空間があって、進む向きがくいっと折れています。

この日はかなりの雨で、傘をさして下を向きがち。それでも「あれ?これは枡形虎口(ますがたこぐち)では?」と気づきました。敵がまっすぐ攻め込めないように、入口をわざと折り曲げたつくりのことです。

顔はめパネルは、ひとりだと・・・

城内には、武者と姫が描かれた2人用の顔はめパネル。おひとり様ならではのさみしさで、楽しめず(泣)

武者と姫が描かれた丸亀城の顔はめパネル
武者と姫が描かれた丸亀城の顔はめパネル

必死で上った先に、高石垣

そしていよいよ見返り坂。この坂がきつい!丸亀城は、ほかの坂もきついきつい。

見返り坂の標柱と木々に囲まれた上り坂
見返り坂の標柱と木々に囲まれた上り坂

見返り坂という名前なのに、必死すぎて一度も振り返らず。上りきったら目の前に高石垣があって、そっちに気を取られてしまいました。足元から見上げると、石の壁がずーっと奥まで続いていて、圧巻。

足元から見上げた丸亀城の高石垣
足元から見上げた丸亀城の高石垣

角のところは上にいくほど反り返っていて(「扇の勾配」と呼ばれるそう)、かっこいい。

上にいくほど反り返る高石垣の角
上にいくほど反り返る高石垣の角

月見櫓跡は、高くてこわい

三の丸の南東の角にある月見櫓跡は、眺めはいいけど、けっこう高くてこわい・・・。遠くに三角のきれいな山が見えていて、あとで調べたら讃岐富士(飯野山)だったみたい。現地ではまったく気づいていませんでした。

小さくても偉大な天守

本丸に着くと、天守以外なんにもない!広場に、白い天守がちょこんと立っています。

中に入ると、まず階段が急。いちばん長く見ていたのも、この階段でした。裏側をのぞいてみると、床に埋め込まれているわけではなさそうで、「置いてるだけ?!」と気になって仕方ない。

梁や屋根裏の木組み、木目の見える柱や床、木の戸を開けた窓。こういう細部っていいよね〜。ずっとみてられる。

最上階の格子窓からは、丸亀の街が見渡せます。

天守最上階の格子窓越しに見える丸亀の街
天守最上階の格子窓越しに見える丸亀の街

天守のスタッフの方が丁寧に説明してくださって、丸亀城の天守は住まいではなく、物見櫓のような存在だったと教えてもらいました。

言われてみれば、たしかに櫓くらいの小ささ。でも小高い山の上に立つ姿は、いまの丸亀の人たちにとっても、きっと誇りなんだろうなと思います。小さくても、偉大な天守でした。こんな素敵なお城がある日常、なんとも羨ましい!

白壁と松を入れて見上げた丸亀城の天守
白壁と松を入れて見上げた丸亀城の天守

御城印、100名城スタンプ、名城カードも、ぜーんぶ天守でそろいました。

丸亀城の御城印
丸亀城の御城印

順番待ちの石垣たち

天守のまわりから下をのぞくと、2基のクレーンに足場、シートで覆われた斜面、ずらりと並ぶ石。2018年に崩れた石垣の復旧現場です。思っていたよりずっと大規模で、正直びっくりしました。10月の崩落のときは、近くの方が石垣から音がすると気づいて通報したそう。こわいね・・・。

天守のまわりから見下ろした石垣の復旧現場とクレーン
天守のまわりから見下ろした石垣の復旧現場とクレーン

濡れた急な下り坂を、滑るのがこわくて牛歩で下りて、麓の現場へ。

柵の外から、番号札のついた大きな石が列になって並んでいるのが見えます。まさに、順番待ちの石垣たち。

列になって並ぶ復旧待ちの石
列になって並ぶ復旧待ちの石

説明板によると、石の元の位置を探すマッチングシステムがあるそう。丸亀だけかな?と思って調べたら、熊本城でも似た仕組みが使われていました。順番待ちしている石たちの表情は、どこのお城でも同じ。相変わらずかわいい。

この日は休日で、職人さんはお休み。福岡城に続いて、またしても作業中の様子は見られず・・・ちょっと残念。気づけばカメラロールは、同じような写真ばっかり(笑)

まとめ

帰りは、太鼓門とも呼ばれる大手一の門の中へ。窓から大手門を眺めて、敵襲を想定してみました(笑)

お堀を見納めて水際をのぞくと、鯉がすごい勢いで寄ってきます。エサをもらえると思ったのかな。ちょっとこわい。

この日は傘をさしっぱなしで、靴下まで濡れて、ぬかるみも多くて・・・雨でよかったことは、正直なかったです。防水スニーカー、検討中。それでも帰りは、ドン・キホーテ前の横断歩道の先からアーケードを通って、濡れずに駅の近くまで戻れました。次からはこのルートで。

お堀と長い石垣の先に小さく見える天守
お堀と長い石垣の先に小さく見える天守

一鶴の店員さん、バスの運転手さん、天守のスタッフの方。丁寧に教えてくれる人にたくさん出会えた丸亀でした。次こそは、作業中の職人さんを盗み見できるといいなあ。

丸亀城 基本情報
所在地香川県丸亀市一番丁
料金城内の散策は無料/天守 大人400円、中学生以下無料
開館・開城時間城内は散策自由/天守 9:00〜16:30(最終入場16:00)
休館・休城日天守は年中無休(臨時休館あり)
アクセスJR丸亀駅から大手門まで徒歩約10〜15分。駅前から丸亀コミュニティバス(200円)でも行けます(2026年10月時点)
見どころ総高日本一の高石垣、現存12天守のひとつの天守、重要文化財の大手一の門・大手二の門
御城印・スタンプ御城印と名城カードは天守で購入できます。100名城スタンプは天守内に設置されています(2026年10月時点)
所要時間の目安天守内部と石垣復旧現場の見学を含めて、ゆっくり歩いて約2時間
備考2018年の大雨で崩れた石垣の復旧工事中で、完成は2031年3月末の予定(2026年10月時点)。工事エリアは立入禁止なので、柵の外から見学します
ひとりさんぽメモ城内の坂と天守の階段はかなり急なので、歩きやすい靴がおすすめです。雨の日は滑りやすく、ぬかるみも多いので、防水の靴だと安心。天守ではスタッフの方が丁寧に説明してくれて、ひとりでもじっくり楽しめました。帰りは商店街のアーケードを通れば、雨の日でも濡れずに駅の近くまで戻れます。
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