METライブビューイング『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』(2026年9月)

METライブビューイングの広告が掲げられた東劇入口 その他
METライブビューイングの広告が掲げられた東劇入口
METライブビューイングの広告が掲げられた東劇入口

直前にオンラインでチケットを買って、東劇へ。METライブビューイング アンコール2026で、『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』の二本立てを観てきました。どちらも辛い話なんだけど、〈衣装をつけろ!〉のシーンだけ何回でも見たい。やはり今日も最高でした!

東劇に立ち寄った記事はこちら → 八月納涼歌舞伎 第一部(2026年8月・3回目)|定額制サービス④

昭和感満載の東劇

東銀座の東劇は、シネマ歌舞伎やMETライブビューイングを上映している松竹運営の映画館。入口にはMETライブビューイング2025-26の大きな広告がかかっていて、「東劇キターーー!」と勝手にテンションが上がるやつ。館内に入ると、天井の模様や照明、案内の表示板がどれもレトロで、昭和感満載。この雰囲気、嫌いではない(むしろ好きです)。

レトロな照明と案内表示が残る東劇館内
レトロな照明と案内表示が残る東劇館内

そして館内には、かぶきにゃんたろうの撮影用パネル。松竹系の劇場に行くと、やはりいる😂おなじみの顔にご挨拶して、チラシと当日のタイムスケジュールを確認。上映時間は特典映像と休憩を含めて3時間22分。がっつりです。

東劇館内に置かれたかぶきにゃんたろうのパネル
東劇館内に置かれたかぶきにゃんたろうのパネル

『カヴァレリア・ルスティカーナ』暗くて、綺麗

一本目は『カヴァレリア・ルスティカーナ』。舞台全体は暗ーい雰囲気なんだけど、照明の美しさと旋律の悲しさも相まって、画面全体がとても綺麗でした。

面白かったのが回転舞台。舞台上の小道具はほとんど変わらないのに、「ん?もしかして少しだけ舞台動いてる?」レベルの少しの回転と人の動きだけで場面が大きく変わっていく。おぉ、こう見せるんだ〜、と思いながら観ていました。

母との別れのシーンはつらかった・・・。
でもよく考えてよ。殺された原因ってあなたの浮気よね?将来を約束したはずの元恋人が、兵役から帰ってきたら別の人と結婚してて?それでその恋心を忘れるために新しい恋を始めて?で?元恋人がまた復縁してきたからって受け入れて?それで新しい恋人は捨てますってか?三角関係、男女の痴情のもつれ・・・あるあるネタだけど、絶対それは殺されるよね〜(笑)オペラでも歌舞伎でもそれは殺されるやつよ〜。わかっているのに泣けるのなんで🤣

そして幕が下りて、死んだ直後にすぐカーテンコール。カーテンコールは歌舞伎にはほぼないものなので、あれはいつ見ても新鮮というか、ちょっと笑ってしまいます。死んですぐ元気!!みたいな(笑)

インターバル「着替えたら頭も切り替わる」

休憩中には主演のマルセロ・アルヴァレスのインタビュー映像。『カヴァレリア』でトゥリッドゥを歌ったあと、続く『道化師』でもカニオを歌うという二作連続主演です。まったく違う役にどう頭を切り替えるの?という質問に、「着替えたら頭も切り替わる」という趣旨の回答。かっこよ〜!

でも、ほんまか?とは思いましたよ、正直なところ。

ちなみに休憩中はコーヒーを買って気分転換。3時間超えでも、途中で一息つけるので余裕でした。ちょうどお手洗いにも行きたいタイミングでしたよ。

『道化師』ほんまだった

『道化師』が始まって、出てきたカニオはもう完全に別人でした。見た目や声の話ではなくて、演じている人格そのものが違う。ほんまだった・・・。って当たり前です、プロ中のプロの役者さん🥺

そして〈衣装をつけろ〉。ここからの流れがたまらなかった。表情ももう最高で、あのシーンだけ何回でも見たい。終盤は、劇中劇と現実がどんどん重なり合ってきて、ネッダ(パトリシア・ラセット)の表情に困惑と恐怖が入り混じり出したあたりからは、もう地獄。カニオもネッダも最高かよ😭ってなってからは最後までノンストップ。

二作品とも辛い物語だけど、わたしの好みは断然『道化師』のほう。そして今日のオペラでも、「やっぱり死ぬよね〜!」ってなったわ。 歌舞伎も文楽もオペラも、まぁよく人が死ぬわねっ😂

METライブビューイングの見え方

シネマ歌舞伎と同じで、寄りの映像はありがたい。劇場で観ているだけでは見えない細かな表情まで見えるので。そのかわり、音の響きや奥行きは本物じゃないとわからないんだろうなあ、とも思う。

あらすじはある程度知っていた程度だけど、字幕だけで全然余裕。イタリア語は「グラッツィエ」と「チャオ」と「マンマ」だけわかりました😂

お席は真ん中の通路より後方の、少し下手側。花道の横から観ている角度がいちばん落ち着くという、歌舞伎の癖が出ました。座席がプラネタリウムみたいに少しだけ寝ているので、その角度だけで眠くはなるんだけど、寝てられないほどに目が離せない舞台だった。

まとめ

赤い絨毯が敷かれた東劇館内の階段
赤い絨毯が敷かれた東劇館内の階段

帰り道は、赤い絨毯の長い階段を下りて外へ。最後まで東劇らしい昭和感です❤️

そのあと、歌舞伎座へ立ち寄り。ちょうど秀山祭九月大歌舞伎の初日。時間が合えば幕見でなんでもいいから歌舞伎を浴びたかったのだけど、次の予定があるので無理でした😭
できれば歌昇さんの三社祭を拝見したかったけど、それはそもそも昼の部だったので無理中の無理でした。

「本日初日」の懸垂幕が掲げられた歌舞伎座
「本日初日」の懸垂幕が掲げられた歌舞伎座

アンコール2026にはトゥーランドットもあるので、今月中にもう一回行けるかなあ。道化師をもう一回アンコールするのもあり🤡

METライブビューイング アンコール2026 公演情報
上映企画METライブビューイング アンコール2026
作品マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』/レオンカヴァッロ『道化師』(MET上演: 2015年4月25日)
指揮・演出指揮 ファビオ・ルイージ/演出 デイヴィッド・マクヴィカー
主な出演マルセロ・アルヴァレス(トゥリッドゥ/カニオ)、エヴァ=マリア・ヴェストブルック(サントゥッツァ)、ジョージ・ギャグニッザ(アルフィオ/トニオ)、パトリシア・ラセット(ネッダ)
上映期間2026年8月14日(金)〜9月24日(木) ※作品ごとに上映日が異なります
東劇上映日程9月1日(火)18:35、9月2日(水)10:30、9月3日(木)14:25、9月4日(金)18:10、9月11日(金)18:35、9月12日(土)14:25
劇場東劇(東京・東銀座/地下鉄東銀座駅6番出口 徒歩1分)
上映時間3時間22分(休憩1回・特典映像を含む)
料金一般3,200円/学生2,100円(税込)
備考上映日程・料金は東劇アンコール上映2026時点のものです
ひとり鑑賞メモ休憩1回・約12分。コーヒーを買ってお手洗いに行くとちょうどいい長さ。3時間超えでも、二本立てなので体感は短め。座席は少し寝ているので眠気対策はお忘れなく。
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