
昨日は夜の部を観て、そのままホテルへ直行、爆睡。一夜明けて、今日は同じ歌舞伎座で昼の部です。観劇のはしご、こんな贅沢な過ごし方が最高で最強で、やはり今日も最高でした。
六月大歌舞伎 昼の部ってどんな構成?
昼の部の演目は、『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき) 金閣寺』『戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)』、そして『子連れ狼(こづれおおかみ)』の三本立て。



最後の『子連れ狼』は、萬屋錦之介さんのテレビ時代劇でおなじみの作品をもとにした新作歌舞伎です。中村獅童さんが主人公の拝一刀(おがみいっとう)を演じて、しかも歌舞伎座で初めての演出も手がけているそう。古典あり、新作あり、お得感のある並びでした。
子連れ狼、みんな美人すぎる
まず驚いたのが、新作だけあって舞台も音も、いわゆる歌舞伎とはちょっと違う手ざわり。現代劇を観ているような感覚の場面もあって、新鮮でした。イヤホンガイドは不要でした。
今日の七之助さんは、良い人のほうの美人(笑)でした。お浜というお役で、獅童さんの次男・夏幹(なつき)くん演じる大五郎への話しかけ方が、もう、たまらん素敵なわけですよ。自分のことを「おばさん」って言うのが、なんだかツボ。やわらかい語り口の七之助さんが贅沢すぎて前から4列目の至近距離にも関わらずオペラグラス使った(笑)
そんな美人のお浜さんが、嫉妬深い美人のお千(米吉さん)にぐさっとやられてしまうのだけど、これがまた、刺すほうも刺されるほうも美しくて。殺しても美人、刺されても美人。みんなきれいすぎでは?と、ストーリーとは別のところで動揺していました。連れて行かれても美人、死んでても美人。シンプルに最高。
金閣寺の桜吹雪が、ドブ席まで
金閣寺は、時蔵さんの雪姫。桜が咲き誇る金閣寺を舞台にした一幕で、見どころのひとつが、はらはらと舞い落ちる桜吹雪です。
これがね、花道沿いのドブ席にもたくさんの花びらが来たのですー!舞台にたくさんの花びらが舞い落ちて、舞台から花道に移動した雪姫のお着物の裾に花びらがたくさんついてきて・・・気づけば自分の荷物の中にも!幕が閉じて床を見たら、足元の赤い絨毯にもきれいにたくさんの花びらが散っていました🌸雪姫がわざわざここまで連れてきてくれたみたいで、手のひらにのせた花びらを、しばらく眺めていました。
帰り道にカバンの中からひらりと出てくる花びらがまた嬉しいのです〜!



その時蔵さんは、7〜8月に新橋演舞場で上演されるスーパー歌舞伎『もののけ姫』でエボシ御前を演じるそう。公開されたビジュアルが完璧すぎ!主役のお二人が楽しみなのはもちろんなんだけど、それ以上の楽しみができてしまったかも🥺
ドブ席あるある:隼人さんの養生テープ
ドブ席ならではの話をもうひとつ。今日の席は1階4列6番。花道の七三(しちさん。花道の途中にある、見せ場になるスポット)あたりでのお芝居が、ちょうど真後ろになる位置です。

金閣寺で、此下東吉(このしたとうきち)を演じる隼人さんが膝をついた瞬間、お履物の裏側が丸見えだったんですけど・・・養生テープがくっついていました。たぶん舞台裏で何か踏んじゃった系のやつ。わざとの目印じゃなくて、うっかりのほうっぽいやつ。こういう場面に出会えるのも、近い席の役得です。ひとり、にやにやしてしまいました。養生テープ!!!!
幕間ごはんは、てんむすとめでたい焼き
お楽しみの幕間ごはん。今日のお弁当は、地雷也の「室町」。なんと歌舞伎座限定だそう。名古屋発祥の天むす屋さんなのに、ここでしか買えない一折、というのがちょっと特別。エビの天むすにおかずもいろいろで、ひとりでも大満足でした。味もとってもいいの、おいしいの。

そしてもうひとつはめでたい焼き。前回の夜の部では食べ損ねたので、今回はリベンジ達成。久しぶりに食べられて、うれしい。
ちなみに、たい焼きを撮っていたら、後ろで裏方さんがせっせと働いているのが写り込んでいて。それがなんだか面白くて、並べてみた(笑)




まとめ

夜の部から続けての昼の部、欲ばりな二日間❤️ドブ席は花道がほとんど見えない代わりに、桜吹雪が降ってきたり、役者さんのお履物の裏が見えたり、近いからこその発見がたくさん。視界の狭さも、こうなると愛おしい。
古典の桜吹雪に、新作の現代的な手ざわり、そしてなつきくんの大五郎。盛りだくさんの昼の部でした。次は花道がちゃんと見える席でも観てみたいな、と思いつつ、でも結局、またドブ席を選んでしまう気もしています。とちり席はいざという時のお席だとおもってます。(いざってなに?www)
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