錦秋十月大歌舞伎 第一部(2026年10月)

青空の下の歌舞伎座正面 歌舞伎
青空の下の歌舞伎座正面
青空の下の歌舞伎座正面

最前列で『鯉つかみ』。サービス精神旺盛な愛之助さんの本水が、ビニールにばたばたと降ってくるたびに笑ってしまいました。やはり今日も最高でした。

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錦秋十月大歌舞伎の第一部ってどんな演目?

10月の歌舞伎座は「錦秋十月大歌舞伎」。第一部・第二部・第三部の三部制で、第一部は『湧昇水鯉滝 鯉つかみ(こいつかみ)』と『義経千本桜 川連法眼館(かわつらほうげんやかた)』の2本立てです。

『鯉つかみ』は、お姫さまが一目惚れした若者・志賀之助の正体が、実は鯉の精だった…というお話。本物の志賀之助が琵琶湖で鯉の精と戦う場面では、本水(ほんみず:本物の水を使う演出)が使われます。早替り(一瞬で衣装や役を替えること)もあって、見せ場の多いひと幕です。

『川連法眼館』は、歌舞伎三大名作のひとつ『義経千本桜』の一場面で、通称「四の切(しのきり)」。義経の家臣・佐藤忠信が、実は親を慕う子狐だった…という物語です。

上演時間は『鯉つかみ』が約50分、幕間(休憩)35分をはさんで『川連法眼館』が約70分です。

第一部の上演時間
第一部の上演時間

最前列で観た第一部

開演前から本水モード

いい天気の歌舞伎座。今回の席は最前列、しかも演目は本水の『鯉つかみ』です。絵看板の大きな鯉を見上げながら、「最前列…大丈夫かなぁ🥺」とちょっとドキドキ。

『鯉つかみ』の絵看板
『鯉つかみ』の絵看板

いつものようにイヤホンガイド(舞台の解説を聞ける音声ガイド)を借りて、今日もお世話になります。

歌舞伎座前でイヤホンガイド
歌舞伎座前でイヤホンガイド

座席に用意されていたのが、本水セット。これこれ、と思わず笑ってしまいました😂 中身はカッパ(ポンチョ)、タオル、透明のビニールシート、手荷物を入れる白いビニール袋。開演前にカッパを着ること、脱ぐ前にタオルで水を拭くことなど、使用方法まで詳しく書かれています。

最前列に用意された本水セット
最前列に用意された本水セット

開演前には、スタッフの方が舞台の前で「開演前までにカッパを着てください!」としきりに声をかけていて、これもなんだか楽しい。必要なものが全部そろっていて完璧でした。わたしはちょっとやりすぎなくらい準備しましたけどね(笑)開演前にビニールをささっと頭からかぶる練習とかしてみたり。たのしすぎ(笑)

『鯉つかみ』:ばたばた降ってくる本水

『鯉つかみ』は、愛之助さんのおかげで(?)面白かった〜。

まずは正体がバレる前。壱太郎さんの小桜姫がぐいぐい迫ってきて、志賀之助(愛之助さん)はたじたじ。そのままお部屋に連れていかれて、出てきたと思ったらちゃっかり下着姿で、「おいおい、さっきまでのたじろいだ仕草はなんやってん!」状態で、つい笑ってしまいました。

早替りのあとは、豪華なお魚の衣装に🐟これがかっこいい。宙乗り(役者さんが吊られて宙を移動する演出)も、客席の上を通って3階の鳥屋(とや:宙乗りの行き先になる小部屋)へ向かうのではなく、舞台の上を横に移動するスタイルでした。あまり見たことがなかったのでとても新鮮でした。

そしていよいよ本水の大立廻り。ずっとビニール越しに観るわけではなく、「こっちに水がきそう!」というタイミングだけ、ビニールを頭からかぶります。なので見え方は特に気になりませんでした。

ビニールをかぶるとこんな感じ
ビニールをかぶるとこんな感じ

水が飛んできて、ビニールにばたばたばたっと落ちてくると、かなり臨場感があって楽しい。愛之助さんがサービス精神旺盛すぎて、どんどん水をかけてくるのには笑ってしまいました😂 本水の演出もすごかったし、愛之助さん、最高でした。

『川連法眼館』:狐になってからが可愛い

狐忠信は八代目尾上菊五郎さん。本物の忠信から狐忠信になると、手つきがふっと変わるところが愛らしくて。狐詞(きつねことば:狐らしい独特のせりふ回し)の発声も、仕草も、狐になってからは可愛らしくて大好きです。動きも可愛い。

義経は七代目尾上菊五郎さんで、親子での共演です。ただ、観ながら思ったのは「このお二人を同時に観るのって、もしかして久しぶりかな〜」と。この前はいつだったかな・・・?

花篭でステーキ重

今回は食事処「花篭」(歌舞伎座3階)で、ステーキ重をいただきました。茄子、パプリカ、ししとう、きのこ、紅葉の形の人参と、彩りも秋らしい🍁

お肉はいい意味で薄めで、ご飯と一緒に食べやすい。美味しかったです。ただ、お重やどんぶりはどうしてもご飯が多めになるので、これもちょっと多かったかな〜。食べすぎると眠くなるので、控えめにしたいところです・・・

まとめ

最前列の本水は、ビニールにばたばた落ちてくる水の音と、愛之助さんのサービス精神を間近で味わえる、楽しい体験でした。カッパもタオルも袋も全部用意されているので、前方のお席でも安心ですよ。前方3列くらいまでは本水セットがあったと思います⭕️

本水が楽しかったので、次からも最前列狙いでいこうと思います(笑)

錦秋十月大歌舞伎 公演情報
公演名錦秋十月大歌舞伎
公演期間2026年10月2日(金)〜20日(火)※9日(金)休演
劇場歌舞伎座(東京・東銀座)
開演時間第一部 午前11時 / 第二部 午後2時30分 / 第三部 午後6時
演目・出演【第一部】一、湧昇水鯉滝 鯉つかみ(片岡愛之助、坂東巳之助、中村壱太郎、市川門之助) 二、義経千本桜 川連法眼館(八代目尾上菊五郎、中村雀右衛門、河原崎権十郎、七代目尾上菊五郎 ほか)
上演時間第一部 午前11時〜午後1時37分(幕間35分を含む。2026年10月1日時点の予定)
チケットチケットWeb松竹、チケットホン松竹ほか
備考『鯉つかみ』は本水を使った演出があります
ひとり観劇メモ前方の席(3列目くらいまで)には、カッパ・タオル・ビニールシート・荷物用の袋がセットで用意されていました。水が飛んできそうなときだけシートを頭からかぶればよいので、見え方はほとんど気になりません。
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