
正面のお席で、舞台の後ろには大阪城。この構図だけでもう贅沢すぎるのに、篝火が焚かれて、秋の夜風が涼しくて。2日間通った薪能の記録です。やはり、今日も最高でした。
大阪城西の丸薪能ってなに?
大阪城西の丸庭園の特設舞台で行われた薪能(たきぎのう)。薪能というのは、野外の能舞台のまわりに篝火を焚いて演じられる能楽のことです。今回は人間国宝の大槻文藏さんをはじめ、野村萬斎さんなど豪華な顔ぶれがそろった2日間の公演でした。

ライトアップされた大阪城天守閣を背景に能を観るという、なんとも大阪らしい企画。今回はかなりいいお席がとれて、正面から舞台越しに天守閣を眺められるという、テンションの上がる配置でした。贅沢すぎる・・・
1日目:青い光の夜
演目は能「二人静」(大槻文藏さん)、狂言「佐渡狐」(野村萬斎さん)、能「土蜘蛛」(観世三郎太さん)。この日の舞台は開始前は青い光に包まれていて、天守閣も青。


二人静もよかったけれど、やっぱりこの日の主役は土蜘蛛。糸をすぱーーーー!っと放つあの場面、夜の野外で観るとテンションぶち上げです。篝火に照らされて宙を舞う糸、最高でした。
2日目:ピンクの光の夜

2日目の演目は能「羽衣」(大槻文藏さん)、狂言「痩松」(野村萬斎さん)、能「安達原」(大槻裕一さん)。この日はピンクの光。日替わりでライティングの色が違ったのも、楽しいところ。


羽衣は歌舞伎の舞踊でもよく観る演目で、大好きな演目の一つ。秋の夜空の下で観る天女は、また格別でした。
そして安達原。旅の山伏一行が泊まった一軒家の女主人が、実は・・・という、なかなか悲惨でこわいお話。夜の野外で観る鬼女、こわさ倍増でした。裕一さん、こわい・・・
篝火と秋の夜

10月の夜はとても涼しくて、野外で観劇するには最高の季節。ただ、お席によっては篝火がかなり近くて、ちょっとこわいくらいの迫力でした。パチパチという音も含めて、これも薪能ならではの体験。

ひとつ誤算だったのは、人が多すぎてイヤホンガイドが借りられなかったこと。人気の野外公演、イヤホンガイドは早めに動くのが正解のようです。
まとめ
大阪城を背にした能舞台、篝火、秋の夜風。2日間、贅沢すぎる時間でした。
秋の夜長に薪能。やはり今日も最高でした!

