
人生初の1列目。首が疲れそうでいままで避けてたんだけど、好きなお席がとれそうになかったので、ついに1列目!役者さんの息遣いまで聞こえてきそうな距離で、迫力がものすごい👀しかも今回は三代目尾上辰之助さんの襲名披露という特別な舞台で、やはり今日も最高でした。
團菊祭ってなに?
毎年5月、歌舞伎座で行われる「團菊祭(だんぎくさい)」は、九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の偉業を顕彰する、五月恒例の興行です。お二人のお名前から一文字ずつとって「團菊祭」。この時期だけの特別な空気感があって、毎年楽しみにしている方も多いはず。
夜の部は『鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき) 菊畑』と『歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』の二本立て。三代目尾上辰之助さんの襲名披露も組み込まれた、お祝いムード満点の構成でした。


初めての最前列とその距離感
今回のお席はなんと1階1列37番。首が疲れるかしら?とこれまで避けてきたのだけど、好きなお席がとれず・・・それなら思い切って人生初の最前列よ!
と言っても上手側の端っこだったので、ずーーーっと斜めを向いて観ることになり、花道もほとんど見えず・・・

それでも、役者さんの息遣いまで聞こえてきそうな距離感は、想像以上の迫力。見上げる形にはなるけれども、思っていたほど疲れないとわかったことが大収穫。舞台全体が視界に収まらない代わりに、衣装の刺繍や役者さんの表情のひとつひとつまで間近で味わえる、最前列ならではの贅沢を堪能しました。疲れないとわかったからには、次は真ん中の1列目で観てみたい!
『菊畑』と三代目尾上辰之助襲名披露

『鬼一法眼三略巻 菊畑』は、今回の三代目尾上辰之助さんの襲名披露狂言。劇中に襲名口上もありました。
源氏再興のため、奴虎蔵(やっこ とらぞう)実は源牛若丸と、奴智恵内(やっこ ちえない)実は吉岡鬼三太(よしおか きさんた)が、鬼一法眼の館に潜入して兵法書「六韜三略(りくとうさんりゃく)」を手に入れようとするお話。役名がややこしいけど、「実は◯◯」というのが歌舞伎の楽しみのひとつ。辰之助さんが勤められたのは奴虎蔵実は源牛若丸、お父様の松緑さんは奴智恵内実は吉岡鬼三太を勤められました。親子で並ぶ姿に、お祝いの空気がさらに濃く。
劇中に組み込まれた襲名披露の口上は、お祝いの言葉が並ぶ温かい時間でした。口上のあとはそのまま演目を再開するという演出も好き。お祝いと物語が地続きになっている感じがして、襲名披露ならではだなあと思いました。
『助六』、新之助さんの口上に驚く

夜の部のメインは、歌舞伎十八番のひとつ『歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜』。團十郎さんが勤める花川戸助六(はなかわど すけろく)が、吉原の三浦屋に通うお話です。八代目菊五郎さんが勤める三浦屋揚巻(あげまき)が美しくて、もうただただ眼福。
そして実は、助六の正体は曽我五郎(そが ごろう)。紛失した源氏の宝刀・友切丸(ともきりまる)を探すため、吉原で喧嘩を仕掛けて相手の刀を見定めている、という設定。一見すると粋でかっこいい色男なんだけど、裏ではちゃんと使命がある。歌舞伎ってこういう「実は」が多くて、知ると一気に世界が広がります。
『助六由縁江戸桜』は、新之助さんの口上から始まります。2023年の襲名披露(南座)以来、お姿をずっと拝見できていなかったので、その成長ぶりにびっくり。たった2〜3年でここまで変わるのか!と第二次成長期を侮ってはいけないなと(笑)もちろん成長とは体つきのことだけではなく、立ち居振る舞いや発声など日々のお稽古が役者さんとして成長されているなあと感じました・・・歌舞伎の世界で次の世代が育っていくのを目の当たりにできるのも、長く通う楽しみのひとつですよね、きっと。次はどんな演目で拝見できるのか、楽しみが増えました。
團十郎さんの助六、そして爆笑の通人里暁
久しぶりに観る團十郎さんの助六は、相変わらずかっこよかったです。あの粋な佇まい、見得の決まり方、ほんとうに眼福。
そしてやはりいちばん笑ったのが、通人里暁(つうじんさとあかつき)の場面。尾上右近さんのお役です。團十郎さんと白酒売新兵衛(しろざけうり しんべえ)役の梅玉さんが舞台におられ、恒例の「またくぐり」のくだりへ。ここで梅玉さんが「YOASOBIが好き」だとかで、御簾(みす)の中で演奏されているお囃子の方に「夜に駆ける」を弾いてもらうという展開に・・・会場大爆笑🤣團十郎さんの時はリンボーで、梅玉さんの時はBGMがYOASOBI・・・右近さん面白すぎて「右近さん無双状態」(笑)一瞬でもっていかれました。
幕間は花篭の襲名御膳

今回は食事処「花篭」(歌舞伎座3階)で襲名御膳をいただきました🍱辰之助さん好みの品目が詰まったお膳とのことで、お祝いの日にぴったり。


ひとりでもゆったりと席を取ってくださっていたので、落ち着いて味わえました。ひと品ひと品、丁寧で美味しかった。今回の夜の部は幕間が1回しかなかったのに襲名御膳を食べるのに必死で、楽しみにしていためでたい焼きはまたしても食べられず…😭 時間もなかったけど、お弁当やご飯を食べるとお腹がいっぱいになっちゃって、めでたい焼きの分のスペースもお腹にはありませんでした。
お弁当か、たい焼きか、それが問題だ。
まとめ

辰之助さんの襲名、新之助さんの口上、團十郎さんの助六、八代目菊五郎さんの揚巻。いろんな世代が同じ舞台に並んでいて、「今この時の團菊祭を観ているんだな」と思いました。
初めての1列目で観た夜の部。菊畑の華やかさも、助六の吉原の空気も、舞台が近すぎて、情報量がすごかった。近い。近すぎる。でも、また座りたい。
なんか目があってたよね?とか思う勘違いも多発します。(←絶対にあってない。)次回はぜひ、真ん中の最前列にチャレンジしたい。(←今年の目標)
やはり今日も最高でした。
最新のチケット発売情報はこちら→https://happy-go-solo.com/ticket-release-schedule/


コメント